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2019.11.15
レポート

世界糖尿病デー

11月14日は世界糖尿病デーとされ、全世界で啓発活動が行われました。

 

日本の糖尿病の有病者は約1,000万人と推計され、予備群を合わせると約2,000万人となり、「国民病」ともいうべき状況になっています。11月14日の「世界糖尿病デー」は、世界中で糖尿病予防に向けて、シンボルマークである「ブルーサークル」を用いて、糖尿病の予防や治療継続の重要性について周知する重要な機会となっています。

 

当院では、糖尿病を正しく知り、予防や治療の大切さについて呼びかけるイベントとして、相談ブースを設置し、血圧・体重・血糖測定や、糖尿病・栄養・薬に関する相談・展示を行いました。

 

また、糖尿病看護認定看護師による「今日からできる糖尿病予防!」、理学療法士による「運動療法を体験しよう!」という講演会を開催しました。

 

イベントには診察の帰りに立ち寄っていただくなど、多くの方に参加していただきました。多少でも糖尿病についての知識や予防の大切さを知っていただけたのではないかと思います。

 

世界糖尿病デーとは

11月14日の「世界糖尿病デー」は、世界に広がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192ヵ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。「世界糖尿病デー」は、現在160ヵ国から10億人以上が参加する世界でも有数の疾患啓発の日となっており、この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。「世界糖尿病デー」のキャンペーンには青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

 

 

 

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