膠原病科
概要・治療方針
リウマチ、膠原病というと『難病』『珍しい病気』 などのイメージがあると思いますが、古くは約4000年前のアメリカ原住民の遺骨に関節炎の痕が見つかっていますし、ギリシャ時代のヒポクラテスの文献集にリウマチに関連した『catarrhos』という言葉が出てきます。また膠原病という概念は1942 年病理学者Klemperer が提唱し、以後用いられています。そして、リウマチ膠原病の診断、治療法はここ十数年で劇的に変化してきています。いわば古くて新しい病気 という事が出来ます。 当院では膠原病科医師は4 名ですが、リウマチ科医 師2名と協力して、リウマチ膠原病センターとして膠原病を含めたリウマチ性疾患全般の診断治療を行っています。外来は担当医師が毎日交代で行い、東棟4階をリウマチ科病棟として運営、専門スタッフが関節リウマチ患者膠原病患者さんの入院治療を行っています。多くは慢性疾患であり、時には肺、心臓、腎臓、内分泌系の合併症を伴う事もあり各科と協力して全身 的治療を行っています。このため、他科の医師にもリウマチ登録医の資格をとってもらっており、必要に応じて診療の協力をあおいでいます。 また定期的に患者さん向けの講演会、勉強会なども行っています。取り扱う疾患は、関節リウマチをはじめ全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎皮膚筋炎、血管炎症候群、混合性結合織病、シェーグレン症候群などです。また、最近注目されている線維筋痛症、 血清陰性脊椎関節炎、抗リン脂質抗体症候群などの膠原病類縁疾患も取り扱っています。原因のよくわからない関節炎疾患、不明熱などについても各診療科と協力して診断をつけ治療を行っています。最近は関節リウマチに対するいわゆる生物学的製剤の使用も注目されていますが、当院でも積極的にこれらの治療 を行っています。 リウマチ膠原病を疑わせるような病態でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、どうぞご紹介ください。
医師紹介
鈴木 貞博 (すずき さだひろ)
昭和57年卒
役職 | 膠原病科部長、総合診療科部長 リウマチ科部長、リウマチ膠原病センター長 |
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資格 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本プライマリケア連合学会認定医・研修指導医・評議員 日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員 日本医師会認定産業医 |
専門分野 | 膠原病全般の診断と治療 関節リウマチの内科的治療 不明熱疾患の診断と治療 |
永井 立夫 (ながい たつお)
平成8年卒
役職 | 膠原病科部長、リウマチ膠原病センター副センター長 |
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資格 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本リウマチ学会専門医・指導医 |
専門分野 |
小川 英佑 (おがわ えいすけ)
平成18年卒
役職 | 膠原病科副部長 |
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資格 | 日本内科学会任手内科医・総合内科専門医・指導医 日本リウマチ学会専門医・指導医・登録ソノグラファー・評議員 日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医 インフェクションコントロールドクター(ICD) 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医 |
専門分野 | 膠原病およびその類縁疾患の診断と治療 |
原 亮祐 (はら りょうすけ)
平成20年卒
役職 | 膠原病科医長 |
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資格 | 日本内科学会認定内科医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本リウマチ学会専門医・指導医 日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医 |
専門分野 | 膠原病 |
田中 莉佳 (たなか りか)
平成27年卒
役職 | 膠原病科医師 |
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資格 | 日本内科学会認定内科医 |
専門分野 | 膠原病 |
坂口 典子 (さかぐち のりこ)
平成28年卒
役職 | 膠原病科医師 |
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資格 | – |
専門分野 | 膠原病 |
小岩井 悠太 (こいわい ゆうた)
平成30年卒
役職 | 膠原病科医師 |
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資格 | – |
専門分野 | – |
担当医表
リウマチ膠原病 センター |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
午前 | 下島
田中③⑤ 小野 |
安村
浦野 小野 |
上野賢
浦野 永井 |
小川
浦野 倉科 |
原
浦野 小野 |
|
午後
(予約のみ) |
下島
田中③⑤ 浦野 |
– | 上野賢 | 石井
林 |
原
中村② 松下④ |
*担当医表はリウマチ膠原病センターのものです。
*詳しくは外来にお尋ねください。
*土曜日は休診です。