センター

中央手術センター

概要・診療方針

中央手術センターは、1日に何件もの手術を安全かつ効率よく行うための環境を整えた施設です。中央手術センターには、手術を行うための高度に清潔な環境が整備され、手術器械を準備して執刀医に手渡す看護師、手術室にあるさまざまな医療機器を扱う専門スタッフ、そして全身麻酔を担当する麻酔科医など、多くの専門職が働いています。
日本では、第二次世界大戦以前まで、外科や産婦人科などの各診療科が、それぞれ病棟の一角などに手術室を持ち、個別に手術を行うことが一般的でした。しかし戦後、1950年代になると「中央手術室」が設けられ、さまざまな診療科の手術を一か所に集めて行うようになっていきます。手術に必要な特殊な設備や清潔な環境を各病棟にそれぞれ整備するよりも、一か所に集約した方が、安全性と効率性の両面で優れていると考えられたためです。同じ頃、各診療科がそれぞれ行っていた麻酔についても、専門的な知識と技術を持つ麻酔科医が診療科を横断して担当するようになりました。日本で麻酔科が独立した専門領域として発展したのも、ちょうどこの時期です。その後、すべての診療科の全身麻酔管理を横断的に担う麻酔科は、次第に手術室全体の運営にも深く関わるようになりました。その理由の一つは、限られた手術室を有効に活用する必要があるからです。当院には9室の手術室があります。どの診療科が、どの手術室を、どの時間帯に使用するのかを調整し、さらにそれぞれの手術に必要な麻酔科医やスタッフを配置しなければなりません。予定手術だけでなく、緊急手術にも対応する必要があります。
中央手術センターの役割は、単に多くの手術を行うことではありません。限られた手術室、人員、医療機器を適切に活用しながら、一件一件の手術の安全性を確保し、できるだけ多くの患者さんに必要な手術を適切なタイミングで提供することです。「安全に、そして効率よく手術を行う」。それを支えることが、中央手術センターの大切な役割だと考えています。

 

 

診療実績

手術実績推移
2021年度  2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
 手術件数 3672 3470 4134 4668 4876
全身麻酔件数 1851 1756 2104 2191 2316

 

 

医師紹介

坂本 明之 (さかもと あきゆき)

2002(H14)年卒

役職 麻酔科統括部長、中央手術センター長
資格 日本専門医機構認定麻酔科専門医
日本麻酔科学会認定麻酔科指導医
日本ペインクリニック学会専門医
日本緩和医療学会専門医
日本慢性疼痛学会専門医
日本区域麻酔学会指導医
専門分野  手術麻酔、ペインクリニック、緩和ケア