病院について

統括院長あいさつ

統括院長あいさつ

新町病院は1962年(昭和37年)、篠ノ井総合病院は1967年(昭和42年)に開院した病院です。篠ノ井は当時、わずか30床の病院でありました。時代とともに病床は増加し規模を拡大してきましたが、少子高齢化、人口減少の時代を迎え、それぞれ病院の機能の見直しが必要となりました。2019年(平成31年)、新町病院(140床)と篠ノ井総合病院(433床)は統合し、南長野医療センターとして573床の病院となりました。
 

南長野医療センターとしては篠ノ井総合病院を手術や検査が必要な方を中心とした急性期の病院、新町病院を比較的落ち着いた病状の方のリハビリテーションなど行う回復期・慢性期の病院と位置付けています。救急医療(心筋梗塞、脳卒中、外傷など)、がん診療、周産期医療、災害医療など様々な医療に対応できるよう整備を進めてきましたが、このセンターのみですべて完結するのではなく、地域の病院、医院、施設とともに協力、連携して医療を提供させていただきます。
 

この医療センターには100名を超す医師の他、様々な職種の職員(看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、事務職等)約1000名がひとつになって業務に取り組んでいます。すべての職員がより働きやすい環境をつくり、多職種連携を進め、よりよい安全な医療を提供できるよう心がけていきます。
 

これまで篠ノ井総合病院では古い病棟を新しい病棟に順次建て替える再構築の方法が行われてきました。2015年に大きな再構築を行い新しい本館棟ができました。救急部門をはじめ、手術部門、検査部門、外来、病室など整備して新しい医療に対応しています。まだ古い病棟も残っており、昨年より次の新しい病棟の建築を行っています。以前からの多床室は新型コロナウイルス感染症の院内感染予防の面からも見直しが必要となりました。新しい病棟では全室個室化を計画しました。プライバシーにもより強く配慮した病室となります。また、リハビリ室、健康管理センターを移設、充実し、レストラン、コンビニも新しくして快適な空間となることを目指します。
 

長野市南部を中心とする医療を担っている医療センターとして責務を果たしていく所存です。よろしくお願い申し上げます。

 

南長野医療センター統括院長  宮下 俊彦

2022年6月1日