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レポート

2015.01.28
レポート

緩和ケア研修会を開催

当院では、平成27年1月27日に職員のスキルアップ・知識向上を目的に緩和ケア研修会を開催しました。

 

講師に復元納棺師笹原留似子先生をお迎えし「看取ったこと、看取れなかったこと-復元納棺師の現場から-」と題しご講演いただきました。

 

笹原先生は、日本でも珍しい復元納棺師としてご活躍されています。東日本大震災時には、ボランティアとして被災地に入り、生後10日の赤ちゃんから90歳を越える高齢者まで約300人を5ヶ月以上かけて見送るとともに、主に安置所において遺族へのグリーフケアを行われたそうです。そのボランティア活動が評価され、社会に貢献し感動を与えた市民に送られる「シチズン・オブ・ザ・イヤー2011」に選ばれています。

 

講演では、なぜ自分が現在「復元納棺師」をしているのか、また東日本大震災で体験された出来事など、テレビやラジオでは報道されないことなどをお話いただきました。会場の中からは多くの職員が涙をすする音が響いていました。東日本大震災は、テレビでの報道は減ってしまっていますが、現在も被災者の方は震災と戦っており、過去の出来事ではないことを改めて実感しました。

 

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