センター

膵がんセンター

診療科の特徴

2019年から「更級膵がん早期発見プロジェクト」を導入した結果、当院で診断される新規膵がん患者数は1.5倍に増加し、それに伴い膵がんの手術件数も増加しました。さらに、半年ごとの画像検査を定期的に行ったことにより比較的早期に膵がんが発見され手術できた患者さんや、診断が非常に困難とされる超早期の膵がん(膵上皮内がん)の患者さんを当院で診断することができたことから、「更級膵がん早期発見プロジェクト」の効果を実感することができました。そういった膵がんに対する診療実績があることから、今後さらに膵がん診療を拡充し、長野市における膵がん診療の拠点としての役割を果たしたいと考えております。
一方、膵嚢胞性疾患を中心として、画像フォローを必要とする患者が増加し外来患者予約枠が埋まってしまうなどの問題が起きており、消化器内科外来診療の効率化が急務となっています。さらに、膵がんは診断から治療までの時間的猶予がないため、速やかな対応と部門間の連携が不可欠です。
以上の背景から、
1. 膵がん診療の関係各部門が連携し、膵がんの早期発見に努めること。
2. 膵がんの治療に対しては組織力を結集して診療に当たることで、円滑に手術・化学療法・緩和ケアへ移行し膵がんの予後を改善すること。
を目的として、2025年4月より、篠ノ井総合病院内に「膵がんセンター」を立ち上げることとしました。
「更級膵がん早期発見プロジェクト」は健康な地域住民を対象として、検診施設や診療所と篠ノ井総合病院が連携して膵癌の危険が高い方を拾い上げることで膵がんの早期発見を目指すことが目的なのに対し、「膵がんセンター」は膵癌の危険が高い方および膵がんの患者さんを対象として、篠ノ井総合病院内での各診療科・各部門が協力して診療にあたるための枠組みになります。本センターの設立により「更級膵がん早期発見プロジェクト」で拾い上げられた膵がんの危険度が高い方を効率よく精密検査し、膵がんの治療を円滑にします。

診療実績

更級膵がん早期発見プロジェクトの新規対象症例数
当院の膵がん症例数の推移
当院の膵がん症例のStage別症例数の推移
当院の膵がん症例の手術率と根治切除率

医師紹介

児玉 亮 (こだま りょう)

2002(平成14)年卒

役職 消化器内科部長
膵がんセンター長
資格 日本内科学会認定内科医、総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・甲信越支部評議員
日本消化管学会専門医・指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医・専門医
日本胆道学会指導医
日本膵臓学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医
日本専門医機構総合診療専門研修特認指導医
専門分野  消化管および膵胆道疾患の画像診断と内視鏡治療
五明 良仁 (ごみょう よしひと)

平成3年卒

役職 外科統括部長、内視鏡手術センター長、膵がんセンター副センター長
資格 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
検診マンモグラフィー読影認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
専門分野  消化器外科、肝胆膵外科、内視鏡外科 など