診療科

消化器内科

概要・診療方針

内科の中で消化器領域を担当しています。H23 年4月から、信州大学消化器内科出身の消化器内視鏡専門医が増員となり、現在常勤の消化器内科医は3名となりました。これで膵胆道系の内視鏡や、治療内視鏡を行える内視鏡医が複数名となり、従来に比べて大幅な進歩ですが、絶対的な人手不足が解消されたわけではありません。
当科の専門分野は胃や大腸などの消化管疾患と膵胆道系疾患ならびに内視鏡的治療です。肝臓の専門医は不在です。C 型慢性肝炎に対するインターフェロンおよび抗ウイルス剤療法なども行ってはいますが、B 型炎など専門性の高い肝疾患は、長野赤十字病院や千曲中央病院にお願いしています。消化器科領域のなかでも基本的には内視鏡検査、診断および早期がんの切除や膵胆道系の治療などの治療内視鏡といった内視鏡治療を中心にしたいと考えております。
内視鏡検査は、上部消化管内視鏡検査約7000 件、大腸内視鏡検査は年間約1500 件、治療、処置を含めた内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)年間約200 件を行っています。最近は消化器内科医以外の医師は内視鏡を行わなかったり、敬遠することが多くなり、こなせる件数はやや減少傾向です。
治療内視鏡としては早期癌に対するEMR(内視鏡的粘膜切除術)や大腸ポリペクトミー(ポリープ切除術)のほか早期癌に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は胃癌・食道癌を中心に昨年度は42 例行いました。閉塞性黄疸や総胆管結石に対しても当科にて緊急の減黄処置を含めて内視鏡的に診断治療を行っています。。最近では 手術不能の悪性胆道狭窄例なかで、従来の内視鏡的減 黄術が困難な例に対して、超音波内視鏡を併用した新 しい手技を用いた内視鏡的ドレナージなども行ってい ます。PEG(内視鏡的胃瘻造設術)は年間60~90件行っ ています。消化器内視鏡専門医の増員により、超音波内視鏡など精査の内視鏡診断能や治療内視鏡の総合的な能力は向上しています。
当院内視鏡センターは病院再構築に伴い今年5 月より新棟の1階フロアーで、検査室5床で稼働し ており、旧センターより1室増えています。放射線 科に隣接しており、 ERCPなど透視が必要な検査、 治療も行いやすい配置です。内視鏡設備はオリンパ ス社製の最新の機器をそろえています。超音波内視 鏡はラジアル型に加えてコンベックス型も備えて、EUS-FNAや前述の新しい治療内視鏡手技に使用しています。小腸内視鏡、カプセル内視鏡は備えてお りません。小腸の内視鏡検査、治療は不能です。また経鼻内視鏡での上部消化管内視鏡検査も現状では行っておりません。マンパワーの不足はありますが、新装なった設備 を活かして、地域の皆様のお役に立てるよう努力してゆきたいと思います。

患者さんへ一言

最新の内視鏡機器を整備し、内視鏡検査・治療を中心に行っていきます、御期待ください。

主な医療機器

ハイビジョン電子内視鏡システム、超音波内視鏡、超音波診断装置 他

医師紹介

牛丸 博泰 (うしまる ひろやす)

診療部長、消化器内科統括部長、内視鏡センター長、昭和60年卒

主な職歴

信州大学第二内科、長野赤十字病院、飯山赤十字病院、国保依田窪病院

資格

日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本内科学会認定内科医
ICD制度協議会認定
インフェクションコントロールドクター(ICD)

専門分野

膵胆道系疾患の内視鏡的治療、消化管早期癌に対する内視鏡的治療(EMR、ESD)、消化管疾患に対する診断治療

三枝 久能(さえぐさ ひさのぶ)

消化器内科部長、平成8年卒

主な職歴

信州大学医学部附属病院、昭和伊南総合病院、伊那中央病院、長野赤十字病院、県立須坂病院

資格

日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
がん治療認定医

児玉 亮 (こだま りょう)

消化器内科医長、平成14年卒

主な職歴

信州大学医学部附属病院、飯山赤十字病院、中信松本病院、長野市民病院

資格

日本内科学会認定内科医、総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本胆道学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
厚生労働省臨床研修指導医
厚生労働省緩和ケア研修修了医

専門分野

消化管および膵胆道疾患の画像診断と内視鏡治療

担当医表

担当医 牛丸 牛丸 三枝 児玉 三枝 特診
児玉