診療科

呼吸器外科

診療内容

呼吸器外科とは肺、胸壁、縦隔の疾患を対象とした外科の分野で、肺癌、転移性腫瘍、胸腺腫、胸膜中皮腫などの悪性腫瘍の外科治療(切除)をはじめ、自然気胸、外傷性血気胸、肺や縦隔の良性腫瘍、膿胸などに対する外科治療や、縦隔リンパ節・肺の生検などの外科的手技を要する診療を担当しています。2014

手術件数

年度 手術総数 肺がん 転移性肺腫瘍 気胸など
H27 83 37 13 11
H26 95 61 2 14
H25 82 48 4 5
H24 70 39 6 12
H23 85 54 9 9

 

増加している肺癌

当科で一番多いのは、原発性肺癌症例です。肺癌に対しては現在でも特効薬はなく、腫瘍が周囲への浸潤や遠隔転移で広がる前に「早期発見/早期診断/早期治療(手術)」する事が大変重要となります。篠ノ井総合病院には肺癌の診療に関して、胸部読影のエキスパートである放射線科、呼吸器の専門的な診察に携わり気管支鏡検査も行っている呼吸器内科、外科手術を担当する呼吸器外科(私)、腫瘍から採取される細胞や病理組織の診断にあたる病理科と、各領域の専門家が常勤で揃っています。これに加えて、たとえ手術中の管理が困難な症例であっても協力的に応じてくれる麻酔科医師や、万一術中に不測の事態があった場合でも迅速に対応できる心臓血管外科医師の存在、手術室や病棟で患者さまを温かく見守ってくれる看護師らの協力があり、診療体制はとても充実しております。2014

変わりつつある肺癌手術

呼吸器外科の手技手法や器具はこの数年で大きく変化しました。肺癌手術における皮膚切開も、胸部側方の6〜10cm程度の皮フ切開が主体となり、かつてとは比較にならない低侵襲になっています。また、呼吸器手術のほぼ全例において胸腔鏡の使用(アシスト)を用いています。特に基礎疾患や重篤な合併症がない場合は、肺癌症例であっても入院が「術前1日+術後1〜4日程度」の短期間となっています。

開業医の皆様へ

普段からかかりつけの患者さまに対して、特に症状がなくとも年1〜2度は胸部レントゲン写真を撮影されていることと思います。もし、炎症性の陰影で精査加療が必要と思われるものは「呼吸器内科外来」へ、肺野の腫瘤性病変が疑われる場合は当科へご紹介ください。胸部検診の二次精密検査に関しても、同様にご紹介ください。当院では呼吸器系疾患の精密検査や加療を必要とされる患者さまに対しては、呼吸器内科/呼吸器外科/放射線科でお互いに協力して診療にあたっています。

医師紹介

青木 孝學 (あおき たかひさ)

呼吸器外科部長、昭和62年卒

主な職歴

信州大学第二外科(助手)癌研究会癌研究所生化学部(研究員)、山梨県市立甲府病院、厚生連長野松代総合病院

資格

日本外科学会認定外科専門医
日本胸部外科学会認定医

専門分野

呼吸器外科(肺、胸壁、縦隔の疾患を対象とした外科)

担当医表

呼吸器外科
担当医師 青木 青木