VOICE先輩ナースの声

認定看護師

難しくても、心理的に追い込まれていってしまう患者さんと同じ目線で付き合いたい。

認定看護師
認定看護師
現在の仕事内容を教えてください。

外来で糖尿病患者さんの療養支援をしています。 具体的には、インスリン注射、血糖測定器、インスリンポンプ、持続血糖測定器などの機械を患者さん自身が自宅で取り扱えるように指導しています。 また、生活指導、食事指導、運動指導もしています。 食事指導は基本的には管理栄養士さんがしていますが、外来で看護師でもできる範囲でチェックをします。 運動指導も理学療法士さんが毎回チェックできないので、できる範囲でおこなっています。 生活指導は、禁煙をするめるなど、日常生活の指導を行っています。

なぜ糖尿病看護認定看護師を取得しようと考えたのでしょうか?

糖尿病看護に出会ったのは病棟勤務時に内科外来の応援をしていたときです。その時、糖尿病患者さんの看護が全く分かりませんでした。それがきっかけで糖尿病療養指導士やデバイスインストラクターなど糖尿病に関連する資格を取得したり、糖尿病の研修会に参加したりしました。しかしその後も糖尿病患者さんと接していても、指導できる様になったと実感ができなかった。もっとできる様になりたいなと思って糖尿病看護認定を取得しました。

資格を取得するため病院の協力などありましたか?

院内で認定を取得する方が何人かいる中で、自分もやりたいと思い手を挙げました。病院に推薦していただき、学校へかよい半年間資格取得の勉強をしてきました。 病院も資格取得に協力的で、勉強に集中できる環境が整備されており、助かりました。

認定資格取得前と取得後の仕事の違い、モチベーションの変化などありますか?

資格取得前は患者さんを指導するに当たって、心理、指導内容を考えていませんでした。また知識も持ち合わせていませんでした。資格取得し心理、デビデンスなど裏づけを学んだことで、自身を持って指導できているようになりました。 糖尿病は診断されたら一生付き合っていく病気です。患者さんががんばっていても結果がついてこない時もあります。そんな時に指導だけでみていくと患者さんが心理的に追い込まれていってしまうことがあります。合併症は進んでほしくない、けれども結果が伴わないことに落ち込んでほしくない。そういったときに患者さんと同じ目線で付き合いたいが難しい。

認定看護師としての今後の目標などあれば教えてください。

患者さんが糖尿病になってから医師、看護師、一生懸命頑張っている。 予防が弱い世界糖尿病デーイベントを開催しても、なかなか人が集らない。やはり予防が弱い。力を入れていきたい。病院から外に出て行ったほうがいいのかと思う。 糖尿病になってくる人は肥満があるなど、原因がある。そうなる前にどこかで支援・指導できていればといつも思う。

これから看護師を目指す方、また当院に就職を考えている方に一言おねがいします。

看護師の仕事の魅力は、資格取得後にも勉強できる。成長できるところだと思います。 私自身は、学生の頃は看護師資格を取得し働くことしか考えていませんでしたので勉強は苦手でした。しかし実際に就職して働いてみると、看護師としてのやりがいを見つけ、もっと勉強し知識を深めたいと思うようになりました。いまは資格取得の勉強が大変かと思いますが頑張ってください。 また、当院は新人教育がしっかりしています。新人の頃にしっかり指導してもらえますので安心して就職できます。また各種資格取得に協力的です。将来認定看護師を目指したい方にもおすすめです。一緒に働きましょう。お待ちしています。

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