ABOUT看護部について

看護部理念

私たちは、JA長野厚生連理念に基づき
農村および地域の尊い命と健康を守り、
すべての人々がその人らしく明るく生きられるように、
看護を通して援助します。

 

看護部方針

看護部は、病院理念のもとに、人間性豊かに、地域に根ざした安全で安心できる看護をします。

  1. 患者の心に寄り添える患者本位の看護をします。
  2. 看護のやりがいを追求し、看護実践に活かします。
  3. 看護実践能力の向上に努め質の高い看護をします。
  4. 多職種との連携を強化し、看護で地域に貢献します。

看護部長ご挨拶

 

看護部長あいさつ

看護部は、病院理念である「患者本位の医療」のもとに、人間性豊かに、地域に根ざした安全で安心できる看護をめざして日々取り組んでいます。患者さんの気持ちに寄り添い、思いやることを大切に、共に働く仲間に対してもお互いが認め合い、働きやすい職場環境を目指して多職種連携に努めています。また、常に客観的に看護を振り返り自己洞察する姿勢を持ち、プロとしての責任感と向上心を維持していけるよう教育体制も整えています。そして、全職員と力を合わせて心の通ったチーム医療を力に、患者さんの幸せに少しでも貢献できるよう取り組んで参ります。

統括看護部長 唐沢 清子

 

看護部目標

  1. 安心で質の高い看護の提供
  2. 人材育成と自己啓発・研鑽の推進
  3. 働きやすい職場環境つくり
  4. 看護の視点で健全な病院経営への積極的参画
 

 

部署紹介

本館3階病棟【産婦人科】 -地域周産期母子医療センター-

本館3階病棟は長野県より「地域周産期母子医療センター」として認定を受けています。一般病床33床、NICU3床、新生児室7床を有し、特に出産後は個室でゆったりと過ごしていただくことで心身の回復にもつなげられるよう配慮しています。
産婦人科医師、小児科医師、保健師、助産師、看護師、公認心理師で構成され周産期カンファレンス(MSW同席)や病棟カンファレンスを定期的に行い、多職種間でコミュニケーションや連携を密にとりチーム医療を行っています。また、糖尿病看護認定看護師や感染管理看護認定看護師、NCPRインストラクターやJ-CIMELSインストラクター等の有資格者も活躍しています。満足度の高い出産・よりよい育児の第一歩となるための支援ができるよう自己研鑽を積み、互いを認め合い成長し続ける病棟です。

 

本館4階東病棟【小児科・眼科・婦人科】

小児科、眼科、婦人科の入院を主とした混合病棟です。
病床数は24床、全個室です。0歳~100歳代の幅広い年齢層の患者さんが入院します。
2チーム制をとり、チーム間でお互いに協力し合い、安全な看護の提供が出来るよう努めています。スタッフ間でコミュニケーションを取り合っい、明るい病棟です。
小児内科を中心として全科の小児の入院があり、患児・家族が安心して入院生活が送れるようにあたたかい対応を心がけています。
眼科は白内障、硝子体手術が月に約80件ほどであり、クリニカルパスに沿った安全な看護を提供しています。
各診療科に対応した専門性の高い看護の提供、患者さんや家族に寄り添える看護を目指しています。

本館4階西病棟【消化器内科・泌尿器科】

消化器内科・泌尿器科の病棟です。消化器内科は主に内視鏡検査、治療のため入院する患者さんです。日帰り入院・一泊入院の方が多く、1日5名から10名の患者さんが入院します。短期の入院ですが、安心して検査、内視鏡治療を受けていただけるよう看護しています。泌尿器科の患者さんは腎臓尿管結石・前立腺がん・膀胱がんなどの手術・検査が主になります。ESWL(体外衝撃波)の治療は近隣以外の患者さんも多く入院します。
消化器内科・泌尿器科ともに緊急入院になる患者さんや、終末期を迎える患者さんもいます。1人1人の患者さん・ご家族が安心して療養していただけるように、医師・薬剤師・栄養士・リハビリ科のスタッフ、MSWと連携し看護を提供しています。退院後の生活についても、不安なく生活できるよう、患者さん・家族への指導や生活支援のお手伝いをしています。

本館5階東病棟【呼吸器内科・耳鼻咽喉科・脳神経外科】

当病棟は呼吸器内科・耳鼻咽喉科・脳神経外科の34床の病棟です。人工呼吸器管理や耳鼻科手術の急性期看護から、喘息・COPD・肺がんなど長期にわたる治療及び急性期治療後の回復を目指してリハビリを行う慢性期看護など、様々な病状の患者さんが入院します。
患者さん1人ひとりに寄り添える看護を目指して、チーム内で充実したカンファレンスが実施できることを目標とし、慢性呼吸器疾患看護と緩和ケアの認定看護師を中心に、定期的な学習会を開催しスキルアップを図って日々頑張っています。特徴として在宅酸素導入患者さんには退院後に自宅訪問を実施し、安心して自宅での療養ができるように支援しています。

本館5階西病棟・本館5階HCU【循環器、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科】

循環器、心臓血管外科、呼吸器外科、脳外科の病棟です。
病床数は42床、循環器、心臓血管外科に特化したHCU4床を併設しています。「専門性を発揮し安全で質の高い看護の提供」を目標に掲げ、急性心筋梗塞や心不全などの急性期、心臓血管外科、呼吸器外科の周術期、また脳外科のリハビリ期や、疾患からの回復期、慢性期、終末期など多岐にわたる看護を提供しています。
心臓血管センターとして緊急性の高い循環器疾患を24時間体制で受け入れ、心臓カテーテルは30分以内で対応できる体制をとっています。また、心疾患地域連携パスを導入し、院内だけでなく、開業医や訪問看護ステーションなど院外の多職種とも連携をとっています。

本館6階東病棟【整形外科】

病床数45床の整形外科単科の病棟です。股関節・膝関節疾患や脊椎疾患などの予定手術、大腿骨近位端骨折など受傷による緊急入院・手術を受ける患者さんが多く入院します。
ADLの維持・向上を目標に早期離床・合併症予防に努め、術後早期より看護師もリハビリスタッフと共に積極的に筋力訓練や歩行訓練などを行っています。また医師やリハビリスタッフ、MSW等とカンファレンスを行い、多職種連携により早期退院に向けた支援を行っています。整形外科病棟の患者さんの多くは回復し退院されます。回復される患者さんの看護に携われる、忙しい中でも明るく活気ある病棟です。

本館6階西病棟【外科】

消化器外科、43床の病棟です.年間約600件近くの手術を行っています。平均在日日数は8.7日と短くベッド稼働率は平均90%超えています。
高齢の手術患者さんも多く、術後リハビリや退院後の生活について入院時から多職種スタッフと連携し早期に元の生活に戻れるよう援助しています。
また、人工肛門を造設された患者さんには、皮膚・排泄ケア認定看護師と連携し、ひとり一人に合ったストマケアの実践を行っています。
退院した患者さんに退院後訪問を実施しており、入院中から在宅に戻った後も継続したケアの実践を行っています。
化学療法は30代から90歳近くの幅広い患者層の患者さんが入院します。周手術期から化学療法を経て人生の終末期も患者さんの傍に寄り添い、その頑張りを見守っています。
看護師の平均年齢は32.6歳、平均在籍年数は6.2年です。コミュニケーションが活発で明るいスタッフばかりです。毎日笑い声が聞かれる職場です。

北棟3階病棟【腎臓内科・整形外科】

令和5年の新築移転に伴い、腎臓内科と整形外科の混合病棟として病床編成された新しい病棟です。病床数37床、全室個室です。
腎臓内科では透析シャント手術、血液透析・腹膜透析導入などの患者さん、整形外科では胸腰椎圧迫骨折、大腿骨骨折、手術および保存的療法などの患者さんが入院しています。
病棟では専門性のある安全で質の高い看護を提供できるよう、学習会を開催し自己研鑽を行い、知識、技術の向上を図り患者支援に繋げています。
透析看護認定看護師が中心となり透析患者の看護の知識を深め、患者家族に教育ができるように頑張っています。
各部屋にトイレが設置されているので、個々のADLに合わせてベッドの位置を検討し、自立支援を行っています。また、入院早期から、受け持ち看護師が中心に多職種と連携を図り、患者・家族の意向に沿った退院支援が行えるように取り組んでいます。

北棟4階病棟【リウマチ科・膠原病科・総合診療科・歯科口腔外科・形成外科・皮膚科】

リウマチ膠原病科、総合診療科、歯科口腔外科、形成外科、皮膚科の混合病棟です。新棟移転後は全室個室となり、患者様のプライバシーが保たれ、快適な入院生活を送っていただいています。また、膠原病治療の中心となるステロイド剤を使用する観点からも、感染管理において個室であることは非常に有効です。
歯科口腔外科は患者さんのニーズに応えるべく、日帰りの静脈麻酔下の抜歯術を導入し、好評を得ています。
高齢の方が多く入院し、退院支援が必要な方が大多数を占めています。患者さん、ご家族の意向を確認しながら、医師、ケースワーカー、リハビリ等の多職種と情報を共有し、安心して退院できるよう看護しています。

北棟5階病棟【脳神経外科・糖尿病内分泌代謝内科】

 脳神経外科と糖尿病・内分泌・代謝内科の混合病棟です。脳神経外科は脳血管疾患・頭部外傷などの急性期・回復期・リハビリ期、術前術後ケア、検査など担当しています。糖尿病・内分泌・代謝内科は主に糖尿病と診断された患者さんへ指導、緊急入院の対応をしています。
病床数は37床で、全室個室です。勤務体制は2交替制勤務です。
脳卒中を発症した患者さんは、麻痺などの身体的障害や意識障害になどによって今までどおりの日常生活に戻ることが困難となります。また、糖尿病と診断された方は治療の継続と自身の管理が大切です。患者さんの状態を多職種で共有し、一人ひとりの状態に合わせた支援に努めています。

ICU・集中治療室

 ICUは病床数6床、常時患者2人に対して1人の看護師が看護にあたる病棟です。1ベッドごと空間を広く取り、半個室化にて患者さんの状態変化をいち早く把握できることはもちろん、プライバシーにも配慮しています。
主に全身麻酔下手術直後や、人工呼吸器や循環補助装置を必要とする患者さんが入室します。その為、医師をはじめ臨床工学技士・放射線科・リハビリテーション科・栄養士・薬剤師など多職種と協力しながら看護を提供しています。
多くの医療機器に囲まれた環境において、大きな不安を感じていると思います。我々は「個々の患者・ご家族に寄り添い、質の高いケアと温かい看護の提供」を主眼に置き、日々の看護に取り組んでいます。

 

HCU(高度治療室)

HCU病棟は16床、高度治療が必要な患者4人に対し1人の看護師が配置されています。全科対象で、全身麻酔下手術後、人工呼吸器等の医療機器による治療を必要とする患者さん、脳卒中急性期の患者さんが入室します。多職種連携のもとで看護を提供し、緊急入院や患者様の病状変化に対応できるよう研修や学会に参加し、日々自己研鑚しています。
手術後の安静や疾患によりADLが低下しリハビリテーションが必要な患者さんに、急性期治療と並行し、患者自身の自立性を高めつつ安全に一般病棟で生活する準備ができるよう支援しています。入院直後から退院後の生活を見据え、日常生活の自立支援や、脳卒中再発予防教育に力を入れて取り組んでいます。

 

手術室

手術に関する技術は年々高度になり、麻酔の進歩により乳幼児から超高齢者、また多くの合併症を持つ患者さんが対象となり手術を行っています。また、夜間休日問わず緊急手術にも対応しています。外科系の患者さんにとって手術は治療の最大目的です。その手術が安全にまた確実に遂行されるように専門的視点から看護援助を行っています。
専門的視点と専門的知識と技術をもって、患者さんの安全安楽を守り、医師・看護師・各コメディカルと協力し、時には代弁者として手術室看護を実施しています。
また、常に患者さん、医療スタッフへの思いやり、気配りの出来る職場を目指し、自己の学習・スキルUPを行うことで質の高い看護が提供出来るよう努力しています

救命センター

当院の救急車受け入れ件数は年々増加しており、現在5000台を超える救急車を受け入れています。小児から高齢者までの幅広い救急疾患患者を受け入れ、柔軟かつ早急な医療が提供できるよう医師、看護師、多職種によるチーム医療を実践しています。救急病棟は全ての診療科、夜間緊急入院を受け入れ、平均在院日数2日という中で患者、家族の関わりを大切に、思いに寄り添った看護が提供できるよう目指しています。
救命センタースタッフには、救急看護認定看護師、特定行為研修修了者、ICLS他各種インストラクターなど有資格者と共に、経験豊富なジェネラリストが幅広く活躍し、スタッフ同士が尊重し向上し合えるやりがいのある職場です。

人工腎センター・血液浄化治療室

人工腎センター

県下最大規模の人工腎センターであり、ベッド数85床を有しています。
慢性腎不全患者さんの治療として、血液透析、腹膜透析、在宅血液透析を行っています。
在宅治療の腹膜透析と在宅血液透析は、在宅で安全で安心して透析治療提供できるよう、24時間拘束体制で支援にあたっています。
又、腎不全の方がいずれ透析治療を考える段階にきた時、治療に対しての不安の相談や自身に適した透析治療方法を選べるように情報の提供をする透析療法選択外来を設け、透析前からかかわりを持っています。看護師29名と臨床工学技士16名がお互いの専門性を活かして、医師・理学療法士・栄養士と連携し、患者さんが透析をしながらより良い生活が送れるよう看護にあたっています。

血液浄化治療室

血液浄化治療室はベッド数5床を有し、各病棟に入院した透析患者さんを対象に血液透析をはじめ、血液透析濾過、持続的血液浄化、血液吸着、血漿吸着、血漿交換等を行います。
安全でかつ救命率の向上につながる質の高い血液浄化療法を目指すことを基本方針とし、安全で安楽な入院透析治療が受けられるよう支援をしています。

健康管理センター

健康管理センターでは、「私たちは、健診者の方々の疾病予防と早期発見に努め、自分らしく生きるための健康生活を支援いたします」という理念のもと、人間ドック・集団健診をはじめとする各種健診業務と保健指導業務を日々行っています。
2023年7月より北棟へ移転し、新しいフロアーで受診者の皆様に安心して健診を受けていただくために、医師をはじめ保健師・看護師・管理栄養士・臨床検査技師・放射線科技師・事務職など、チームワークを密にとりよりよい健診活動を実施できるよう努めています。
安全でスムーズな健診を目指し、笑顔と丁寧な対応、検査の進行状況を考慮した案内を行っています。
また、受診者ひとりひとりと生活習慣の振り返りなどをおこない、受診者に寄り添った支援を目指しています。

訪問看護ステーションしののい

訪問看護ステーションしののいは、南長野医療センター篠ノ井総合病院の併設施設です。『お届けします、まごころと安心を』をモットーに、住み慣れた場所で「安心して自分らしく過ごしたい」という思いに寄り添いながら、24時間体制で看護を提供します。「自宅で介護したいが不安」「一人で暮らす家族の健康管理が心配」「医療機器の管理が不安」「住み慣れた場所で最期まで過ごしたい」という方の思いを尊重し、医療面だけでなく生活を見据えながら医療機関や多職種と連携し地域に貢献できるステーションを目指しています。様々な経験を持つスタッフが、赤ちゃんから高齢の方、疾患や障がいを問わず対応しております。

外来

職場の特徴、雰囲気

1日平均700人の患者さんが受診されています。小児から高齢者まで、様々な患者さんが安心して治療や検査を受けることができるよう、患者さんの思いに寄り添った対応を各科外来で行っています。外来スタッフは経験豊富な看護職・視能訓練士・歯科衛生士が各科で業務に就き、専門分野で力を発揮しています。

目指していること、取り組んでいること

外来での患者さんとの関りは短時間になりますが、長期的治療が必要な方には継続した外来看護を提供し、患者さんに合わせた思いやりのある親切な対応を心掛けています。病棟や多職種と連携を取りながら、専門性を活かした質の高い看護を目指しています。

入院予定センター

入院予定患者センターでは、入院を予定した患者さんご家族に、入院前にお越しいただいてお話を伺い、入院にあたっての説明などを行っています。
検査や手術等のため入院することは患者さんにとって大きな出来事であり、不安を伴います。そういった不安を少しでも和らげ、患者さんが満足できる入院治療を受けて頂けるよう外来や病棟との連携を図り、看護師だけでなく、管理栄養士や薬剤師、ケースワーカー等と協働して支援にあたっています。
現在、1日平均25人の患者さんに対応し「落ち着いた環境で話が聞けて良かった」等の言葉を頂いています。
部署内だけでなく、外来や病棟、多職種の方々とのコミュニケーションを大事に日々頑張っています。

地域医療連携課

地域医療連携課は、地域住民が安心して医療、介護、福祉が受けられるように、医療機関や介護施設等との連携や患者さんからの各種相談を行っています。働くスタッフも様々で、事務、メディカルソーシャルケースワーカー(MSW)、看護師が一緒に働いています。看護師は、患者さんが入院するベッドの調整やMSWと協働し退院支援を行ったり、地域に向けた研修会を開催しています。院内のスタッフはじめ、院外の多職種と連携をとり、入院、転院、退院、在宅生活への支援を行い、病院と地域を結ぶ架け橋的役割を担っています。

 

南長野医療センター看護部紹介動画