私たちは、JA長野厚生連理念に基づき
農村および地域の尊い命と健康を守り、
すべての人々がその人らしく明るく生きられるように、
看護を通して援助します。
看護部は、病院理念のもとに、人間性豊かに、地域に根ざした安全で安心できる看護をします。
看護部は、病院理念である「患者本位の医療」のもとに、人間性豊かに、地域に根ざした安全で安心できる看護をめざして日々取り組んでいます。患者さんの気持ちに寄り添い、思いやることを大切に、共に働く仲間に対してもお互いが認め合い、働きやすい職場環境を目指して多職種連携に努めています。また、常に客観的に看護を振り返り自己洞察する姿勢を持ち、プロとしての責任感と向上心を維持していけるよう教育体制も整えています。そして、全職員と力を合わせて心の通ったチーム医療を力に、患者さんの幸せに少しでも貢献できるよう取り組んで参ります。
統括看護部長 唐沢 清子
本館3階は、長野県より認定を受けた「地域周産期母子医療センター」です。
一般病床数は、33床(LDR3床含む)あり、産後の病室は全個室です。プライバシーの保持やゆったり過ごしていただくことで産後の回復にも繋げられるように配慮されています。また、NICU3床・GCU12床も有し、安心して新生児のケアが受けられます。
産婦人科医5名・小児科医4名と看護職48名(助産師・看護師・保健師)のスタッフで構成され、周産期カンファレンス(MSW同席)や病棟カンファレンスを定期的に行い、他職種間のコミュニケーションや連携を密にとり、チーム医療を行っています。満足のいく出産ができるように、またよりよい育児の第一歩となるような支援をするために、それぞれ日標を掲げ活動し、他のスタッフと協力しあいながら、互いを認め合い成長している病棟です。患者さんからの学びを大切に、患者さんと関わることで多くのことを学んでいます。
本館4東病棟は小児科、婦人科、眼科の入院を主としている病棟です。病床数は24床、すべてが個室です。0歳〜90歳代まで幅広い年齢層の患者様が入院されています。
現在はAチームとBチームの2チーム制で、3交代、3人夜勤です。病棟全体が安全にいくようチーム間でお互いに協力し合って看護しています。
小児内科を中心に、全科の小児の入院があり、両親が安心して育児ができるよう暖かい対応を心がけています。各診療科に対応した専門性の高い看護の提供ができること、および患者・家族に寄り添える看護を目指しています。
スタッフ間のコミュニケーションもよく、明るい病棟です。
腎臓内科では、腎臓疾患患者の内服・検査・手術などの治療や腎臓病・腹膜透析患者などの援助・自己管理指導を行い、泌尿器科では、泌尿器疾患患者の手術・化学療法・ESWLなどの治療や援助・自己管理指導を行っています。
退院後の生活を安心して送れるように病棟・外来での情報共有し、継続した看護をしています。
腎・泌尿器科の専門性を発揮するため、個々の知識・技術を深め、明るく何事にも前向きな職場づくりをしています。
年間の目標に向かって活動をすると共に、専門的知識を深めるために勉強会を行い専門性のある看護を提供していくために日々努力しています。
本館5階東病棟スタッフは、皆元気で明るく笑顔で働いています。そして質の高い看護を提供するため、学習会は定例で行い、集合教育・現場教育・個人学習と、知識・技術の向上に努めています。また現在、慢性呼吸器疾患看護認定看護師が1名、3会合同呼吸療法認定士が3名・緩和ケア認定看護師が1名おり、リーダーシップを発揮しています。
新人教育では、時に厳しく、時に優しく、チーム全体で育成することを心がけ、新人の努力と相まって1年後の成長には目を見張るものがあります。また擦式手指消毒剤の使用量は院内トップで、感染対策に対する意識の高さをお分かり頂けると思います。
ぜひ皆さんも本5東familyの仲間になりませんか。スタッフ一同お待ちしています。
人工呼吸器が必要な急性期の看護から、喘息・COPDなど長期にわたり治療が必要な慢性期の看護、肺がん化学療法など呼吸器疾患全般の治療に携わっています。また、在宅酸素や在宅人工呼吸器使用患者様の看護や患者会「わかば会」のお手伝いもしています。
2000年から睡眠時無呼吸症候群の検査・治療にも力を入れており、2006年に長野県で初めて日本睡眠学会睡眠医療認定機関として認定され、2008年に睡眠呼吸センターを開設しています。
慢性副鼻腔炎・中耳炎・頭頚部腫瘍などの手術を受ける患者様、突発性難聴や顔面神経麻痺などの急性期脳神経障害の患者様、急性咽喉頭炎や扁桃周囲炎・膿瘍など上気道急性感染症の患者様の心身の安寧を大切に援助しています。
2交替制3人夜勤
3チーム編成
本5西病棟・本5HCU(ハイケアユニット=ICUと一般病棟の中間の病床)は、スタッフ総勢38名。平均年齢30.5歳。男性看護師が4名が奮闘している病棟です。
『創造性を発揮し、専門性の高い看護を提供するために、統一した知識・看護・技術を向上させる』を病棟目標に抱えております。
急性心筋梗塞・心不全など発症直後の急性期、心臓血管外科、呼吸器外科の周手術期、また疾患からの回復期、慢性期、終末期まで多岐にわたる医療・看護を提供しています。
心臓血管センターとして、緊急性の高い循環器疾患を24時間体制で受け入れています。心臓カテーテル検査は休日・夜間を問わず、緊急、病院着から30分以内で開始できる体制をとっています。
循環器科・心臓血管外科・呼吸器外科
本5西階病棟:42床
本5HCU:4床
病床数 | 45床 |
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稼働率 | 99.7% |
在院日数 | 30.5日 |
手術件数 | 671件 |
患者平均年齢 | 70歳 |
ベッド数43床の消化器外科の病棟です。
消化器疾患の手術や化学療法やがんの痛みなどの症状コントロールを目的とした患者さまへ、幅広い看護を提供しています。以前は開腹していた手術も腹腔鏡視下での手術が増加しています。また、最近は高齢の患者さまも手術を受けることが多く、リハビリや退院後の生活について他部門のスタッフと連携し早期の対応を心がけています。
入院予定センターや外来部門と連携し手術前オリエンテーションの充実を図り、安心して手術に臨めるように心がけています。また、術後合併症予防に力を入れ、多職種と連携し意見交換を行いながらチームで関わることを大切にしています。ストーマ造設時は皮膚・排泄ケア認定看護師と連携し、患者さん・ご家族の方が安心して日常生活を送れるように指導・アドバイスしています。
がんで入院される患者さまも多く、疼痛コントロールや精神的・スピリチュアルな苦痛にも寄り添い個別性を大切にした看護を目指しています。
専門性の高い看護を提供するために病棟内での勉強会の開催や学会・研修会へ参加をする等、日々努力しています。
消化器内科と脳神経外科の混合病棟です。脳神経外科は脳血管疾患・頭部外傷などの急性から回復期・リハビリ期、脳外科疾患の術後・回復期の患者さん、消化器内科は内視鏡的治療の患者さんを中心に、化学療法や緩和ケアの必要な患者さんの看護や内科疾患全般を担当しています。
32床
日勤・夜勤(準夜―深夜)の2交替制勤務
2チーム体制
固定チームナーシング(日勤はペア受持ち)
脳神経外科は退院支援に力を入れています。脳卒中の患者さんは麻痺等の身体的障害や意識障害などによって今まで通りの日常生活に戻ることが難しいため、患者さんの状態に合わせて在宅退院、リハビリテーション病院への転院や介護施設への退院をケースワーカーと連携し、患者さん1人1人の状態に合わせて支援を行っています。
消化器内科は、患者さんが安心して治療を受けられるような支援とケア、終末期の患者さんと家族に対してターミナルケアを行っています。また主治医や他職種を交えたカンファレンスを行い、患者さんの治療方針や今後の方向性を確認し、より良いケアを提供できるように取り組んでいます。
スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすく和やかで明るい病棟です。
日勤はペア受持ちを導入し、ショートカンファレンスを頻回に行いながら互いにコミュニケーションを多くとり、看護を語り合いお互いの看護観を共有・高め合うことを目的としています。
関節リウマチ等の膠原病・内科・口腔外科の病棟です。
リウマチ膠原病の治療には、ステロイドの大量投与、長期投与が必要とされることが多く、病棟での感染管理が重要となります。また、ステロイド等の自己注射指導も行っています。
また、高齢の患者様や関節の痛みや拘縮等ある患者様も多く、ADLの低下防止・向上に向けたリハビリや、退院後の生活に向けての指導指導など、患者様やご家族に指導・支援を行っています。
口腔外科については、平成27年5月より新設されました。近隣の歯科より紹介のあった患者様を中心に、親知らず(埋伏智歯)や埋伏過剰歯の抜歯・顎口腔領域の炎症性疾患・嚢胞性疾患・腫瘍・顎顔面骨折などの治療・看護を行っております。
西3階病棟は内科、皮膚科、形成外科、脳外科、平成26年1月より整形外科も追加された40病床の混合病棟です。脳外科ではストロークユニットの最終部署として患者のケアを行い、家族の意向に沿った早期からの退院支援を行っています。また、糖尿病に関する知識と看護の実践は病棟の特徴です。
看護師 正職:22名 パート:3名 看護補助者1名
※糖尿病有資格者 CDE‐J:6名 CDE‐L:6名
Aチーム | ベテランナースと20代のヤングナースでオペ患(整形、形成)と共に明るく頑張っています! |
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Bチーム | 主に糖尿病教育入院患者さんへの指導を実践しています。 いつも朗らかに元気に頑張っています! |
Cチーム | 脳外リハビリチームとして患者さんのADLアップを目指し日々の看護を実践しています。 |
西3階病棟では糖尿病患者さんと共に糖尿病療養生活の実践に活かせる知識の習得を目標に勉強しています。糖尿病教育目的だけでなく、糖尿病の合併症で来られた患者さんにも糖尿病指導実施しています。
主な取り組みとして糖尿病カンファレンスや運動療法があります。
糖尿病カンファレンス | 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など他職種を交え糖尿病についてカンファレンスを行い、糖尿病についての知識を共有し、看護に役立てる場を設けています。 第1、第3木曜日 16時~ |
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運動療法 | 毎週火曜日と金曜日に理学療法士の方により、運動療法を実施しています。 毎週火曜日、金曜日 13時半~ |
西3階病棟では、幅広い年齢層の患者さんや様々な疾患の患者さんと関わることができます。これからも日々勉強して自律性を持ち備えた看護師を目指します。
ICUは病床数6床あり、常時患者様2人に対して1人の看護師が看護にあたる重症患者様が入院する病棟です。病床は1ベッドごとの空間を広く取り、半個室化にて患者様の状態変化をいち早く把握できることはもちろん、プライバシーにも配慮しています。
全科対象で主に全身麻酔科直後や、人工呼吸器や循環補助装置を必要とする患者様が入室します。その為、医師をはじめ臨床工学技士・放射線科・リハビリテーション科・栄養士・薬剤師など他職種との関わりが多く、週1回の定期カンファレンスや状況に応じてカンファレンスを開催し、スタッフ同士協力しながら看護を提供しています。緊急入院や患者様の急な病状変化に即座に対応できるよう院内外の研修や学会に積極的に参加しながら日々自己研鑽しています。
多くの医療機器に囲まれた環境において、患者・ご家族とも大きな不安に感じていると思います。我々は「個々の患者・ご家族に寄り添い、質の高いケアと温かい看護の提供」を主眼に置き、痛みや睡眠、せん妄に対する看護などの看護研究を通しケアの向上に努めながら日々の看護に取り組んでいます。
HCU病棟は16床あり、高度治療が必要な患者様4人に対して1人の看護師が看護にあたる病棟です。病床は1ベッドごとの空間を広く取り、半個室化にてプライバシーにも配慮しています。個室を4室備えているため感染症の対応も可能です。
全科対象で、特に全身麻酔下手術直後の方や、重症で人工呼吸器などの医療機器による治療を必要とする患者様、脳外科疾患急性期の患者様が入室します。週1回の定期カンファレンスや状況に応じてカンファレンスを開催し、医師をはじめ臨床工学技士・リハビリテーション科・栄養士・薬剤師など他職種と協力し合いながら看護を提供しています。緊急入院や患者様の急な病状変化に即座に対応できるよう院内外の研修や学会に積極的に参加しながら日々自己研鑚しています。
手術により一時的に安静治療が必要になった患者様、疾患によりADLが低下しリハビリテーションが必要な患者様を中心に、治療内容を継続しながら患者の病状に合わせ、患者自身の自立性を高めつつ安全に一般病棟で生活する準備ができるように支援しています。
また、急性期病院では在院日数が短縮傾向にあるため、治療と並行して、入院直後から退院後の生活を見据えた看護の提供を意識し、HCU病棟にいる時から、日常生活の自立支援や、脳卒中再発予防教育などにも力を入れて取り組んでいます。
小児から高齢者まで幅広い救急疾患患者の受け入れをしています。ホットラインからの救急要請から、治療を念頭に置いた初療準備、感染対策、関係部署との連携など、柔軟かつ早急な医療体制が必要で、医師・看護師・多職種によるチーム医療を実践しています。
救命センターのスタッフには、救急看護認定看護師、呼吸療法認定士、ICLS、ITLS、JPTEC他、各種インストラクターなど有資格者とともに経験豊富なジェネラリストが幅広く活躍しています。
救命センターは、看護のスタート時点であり、患者・家族に寄り添い看護を提供し、在宅、地域、入院・転棟先の病棟へつなげる部署です。救急搬送、緊急入院された患者・家族の入院生活の中で、最も重要な過程に関わり次につなげることが出来たときは、看護師としてのやりがいを感じられます。
救急病棟は、夜間の入院を受け入れ、緊急入院となるすべての診療科の患者を対応しています。
病状、治療によりますが、翌日には一般病棟に転棟されます。平均在院日数約2日と短い中で、一人ひとりの患者、家族との関わりを大切に、思いに寄り添った看護の提供を目指しています。
県下最大規模の人工腎センターであり、ベッド数85床を有しています。
慢性腎不全患者様の治療として、平成27年9月現在、血液透析患者247名、腹膜透析患者32名、在宅血液透析患者5名の治療をしています。
血液透析は、月曜日から土曜日、昼(8時30分~14時)・夜(15時30分~23時)の2回に分けて行っています。
在宅治療の腹膜透析と在宅血液透析は、在宅で安全で安心して透析治療が実践できるよう支援をしています。
いずれの治療方法に対しても、何時でも患者に対応が出来るよう24時間拘束体制で支援にあたっています。
又、腎不全の方がいずれ透析治療を考える段階にきた時、治療に対しての不安の相談や自身に適した透析治療方法を選べるように情報の提供をする透析療法選択外来を設け、透析看護認定看護師1名が中心としたスタッフで支援をしています。
人工腎センター看護部として 1.安全で安楽な透析治療環境が提供できる 2.透析の専門知識、技術の向上を図り、質の高い看護の提供できる 3.働きやすい職場作りをする を目標に日々頑張っています。
看護師29名と臨床工学技士13名で固定チーム体制をとり、お互いの専門性を活かして、患者が透析をしながらより良い生活が送れることを目標とし協力して活動しています。
さらに、医師・栄養士・薬剤師・検査技師・ケースワーカーなど他職種との連携を密にし、患者に安全で安心な透析医療を提供することを目指しています。
血液浄化治療室はベッド数5床を有し、各病棟に入院した透析患者を対象に血液透析をはじめ、血液透析濾過、持続的血液浄化、血液吸着、血漿吸着、血漿交換等を行います。
安全でかつ救命率の向上につながる質の高い血液浄化療法を目指すことを基本方針とし、安全で安楽な入院透析治療が受けられるよう支援をしています。
人工腎センターの医師、看護師、臨床工学技士が治療の支援にあたっています。
健康管理科では、「私たちは、健診者の方々の疾病予防と早期発見に努め、自分らしく生きるための健康生活を支援いたします」という理念のもと、人間ドック・集団検診をはじめとする各種健診業務と保健指導業務を日々行っております。
年間の目標に向かってチーム活動をすると共に、専門的知識を深めるために保健指導の強化に向け学習会を行ったり、研修会・学会に参加し、医師をはじめ保健師・看護師・管理栄養士・臨床検査技師・放射線科技師・事務職など、チームワークを密にとりよりよい健診活動を実施できるよう努めています。
安全でスムーズな健診を目指して優しく丁寧な対応と検査の進行状況を考慮した案内を行っています。
集団教育による啓蒙活動や受診者ひとりひとりと生活習慣の振り返りなどを行い受診者に寄り添った支援を目指しています。
明るく笑顔で対応させていただきます。
人と人との関わり、想いに寄り添う支援
看護の原点がここにあります
外来患者数:1日平均600人~700人の新患から再診の方々が受診されています。
小児から高齢者まで安心して診察、治療、看護、指導、相談を受けることが出来るよう、医師、看護師、医療事務などが協力・連携をし、患者さんの思いに寄り添った対応を各科外来にて行っています。日中だけでなく時間外、休日、夜間救急対応も出来る限り行っております。
多くの診療科と明るく経験豊富な看護師で成り立っている外来ですが、個々の外来だけにとどまらず、スタッフ全員で外来看護を充実させ、患者さんと同じ目線で看護ケア、指導、相談、が出来るよう全員で協力・応援を行いながら、日々努力しています。
また、認定看護師・学会認定看護師による専門外来や、糖尿病、腎臓病、妊産婦、高齢者の方々への専門教室も行っています。
・長期に渡り治療にあたる患者さん・ご家族の方へ、継続した治療に対しての看護援助、指導を病棟と連携を持ち行なっています。
・地域の方々の為に、専門性を活かした質の高い看護・ケアの提供を目指します。
・熟練した看護力を活かし、明るく思いやりのある優しく親切な対応を心掛けた看護の提供。
外来は、患者さんとの関わりは短時間となりますが、医師やコメディカルと連携を取り、継続した外来看護を行ってます。