JA長野厚生連
南長野医療センター
篠ノ井総合病院
農村地帯を含む地方都市の基幹病院として古くから患者本位を診療の中心に掲げながら、第一次及び第二次医療と予防医学、在宅医療の実践に取り組んでいる本病院の特色を理解し、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を、態度・習慣、技能、知識のすべての領域において身につけるとともに、医師としての人格を涵養することにより、優秀な臨床研修修了医を社会に送り出すことを目的としています。
全国公募でマッチングシステムにより公募する。
全職種の新人職員とともにオリエンテ-ションとして約2週間院内新人研修センターに入り、医療人としての基本を学ぶとともに、他職種との関係を緊密にすることから始める。
救急医療については受診患者数、救急車受け入れ数が大変多く、一次、二次ともに経験できる症例は多く、研修システムを整えて十分な救急研修ができるように配慮してある。日当直救急も無理のない範囲で十分経験できるように工夫してある。地域医療研修は地域医療連携を意識し、地域の住民を診療している診療所や、へき地にある病院での研修が中心となっている。往診や検診も体験できる。
その他、救急と関連して麻酔科、脳神経外科他の外科系の研修を短期間ながら行う。また2年次に選択科としては当院のすべての診療科から選択し研修でき、原則として1科から6科までを選ぶことができる。
その他、外科病理カンファレンス(毎月)、CPC(2~3か月ごと)、画像カンファレンス(毎月)、救急カンファレンス(毎朝)、救急勉強会(1か月間毎日)、医局勉強会(毎月)、更級医師会生涯教育講座(2か月ごと)、感染対策研修会、医療安全研修会、緩和ケア研修会、その他各委員会主催勉強会・講演会、感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チーム、緩和ケアチーム、栄養サポートチーム、認知症ケアチーム、退院支援チーム等の活動参加を通じ、医師としての基本的な知識を身につけることができる。
【プログラム例】
松尾 明美(診療部長、臨床研修センター長)
平成14年9月に厚生労働省より提示された「新たな医師臨床研修制度の在り方について」に示された到達目標が達成されるよう教育、指導し、知識、技能の修得とともにチーム医療の重要性を認識し、患者および家族、更に地域住民に対応する態度を身につける。
優秀な医師となるために、医師たる者の社会的役割を認識し、臨床診療の基本が実施できるよう、医師としての基本的診療能力(態度・技術・知識)を身につける。
1)医療人としての基本的姿勢・態度を示すことができる
2)基本的な検査・治療が実施できる
3)基本的臨床診断・治療について判断できる
1)オリエンテーション
2)新人職員研修センター(講義・ワークショップ・グループワーク・実習)
3)看護部・検査室・薬局・放射線科・リハビリテーション科の実習
4)各科研修プログラムに従った研修
5)各種カンファレンス・講義・講演・勉強会への出席・研修医全体研修
評価者:指導医・各部署職員・講義担当者
評価方法:PG-EPOC使用(オンライン卒後臨床研修評価システム) 臨床研修教育委員会
平 日 | 8時30分~17時00分 |
---|---|
土曜日 | 8時30分~12時15分(第1・4) |
日曜・祝日、及び病院の定める日は休日とする。
内科疾患の特性を理解し、内科的診断・治療の基本を修得する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)正確な問診ができる。
3)一般的な身体所見が取れる。
4)基本的臨床検査を適切に指示し、解釈できる。
5)基本的な内科的治療法を理解する。
6)内科的基本手技が実施できる。
7)適切な診療記録が記載できる。
8)よくある症状・病態・疾患に適切に対処できる。
9)院内感染等の感染対を理解する。
10)予防接種等を含む予防医学について参画できる。
11)社会復帰支援が理解できる。
12)緩和ケアについて理解する。
13)ACPを理解できる。
1)各研修医が内科指導医の下を順次ローテーションする。
2)内科各領域(プライマリケア、消化器、循環器、呼吸器、腎臓、透析、内分泌代謝、膠原病など)のよくある疾患および内科的基本手技・治療法を万遍なく経験する。
3)病棟診療および外来診療に携わる。
4)ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・失神、けいれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔気・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・便秘)、腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・筋力低下、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、終末期の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
5)脳梗塞・脳出血、認知症、心筋梗塞、心不全、大動脈瘤、高血圧、肺癌、肺炎、急性上気道炎、気管支喘息、COPD、胃癌、消化性潰瘍、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、尿路結石、腎不全、糖尿病、脂質異常症を有する患者の診察にあたる。
6)内科新患カンファレンス、CPCに参加し症例提示する。
7)内科各科カンファレンス、他職種カンファレンスにも参加する。
8)一般外来研修を総合診療科外来で週1回行う。
1)各指導医がすべての目標項目の到達度を評価する。
2)評価にあたっては上級医、コメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで、指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 内視鏡 病棟 |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 内科カンファレンス 内視鏡 |
救急カンファレンス 病棟 |
救急カンファレンス 外来 |
病棟 |
午後 | 病棟 | 病棟 病棟カンファレンス |
病棟 | 心カテ | 病棟 新患カンファレンス |
- |
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外科領域疾患(救急疾患を含む)の特性を理解し、診断・治療の基本を修得するとともに、手術適応、手術手技、周術期管理の基本を修得する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)正確な問診ができる。
3)一般的な身体所見が取れる。
4)基本的臨床検査を適切に指示し、解釈できる。
5)基本的な外科的治療法を理解する。
6)外科基本手技(局所麻酔、切開、結紮、止血、縫合、穿刺、ドレナージ、創処置など)を身につける。
7)簡単な手術手技が実施できる。
8)適切な診療記録が記載できる。
9)胸部、腹部を中心によくある外科疾患に対処できる。
10)緩和ケアについて理解する。
1)各研修医が外科指導医のいずれかの下で外科全般について研修し、心臓血管外科、呼吸器外科は手術を中心に研修する。
2)外科各領域の疾患患者を受け持ち、術前術後の管理を経験し手術に参加する。
3)病棟診療および外来診療に携わる。
4)症例カンファレンス、手術症例の外科病理カンファレンスに参加し症例提示する。
5)基本的手技をシミュレーション、実技を通して修得する。
6)外科救急患者の診療を経験する。
7)ショック、体重減少・るい痩、黄疸、発熱、吐血、下血・血便、嘔気・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・
便秘)、熱傷・外傷、興奮・せん妄、抑うつ、終末期の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
8)胃癌、消化性潰瘍、胆石症、大腸癌を有する患者の診察にあたる。
9)一般外来研修を週1回行うことが出来る。
1)各指導医がすべての目標項目の到達度を評価する。
2) 評価にあたっては上級医、他科指導医やコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 症例カンファレンス |
救急カンファレンス 内視鏡 |
救急カンファレンス 内科カンファレンス |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 内視鏡 |
病棟 |
午後 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 病棟 | – |
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救急医療の基本と特性を理解し、診断・治療の基本を修得するとともに、心肺蘇生法、全身管理に関する知識と技術を身につける。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)救急の場面での正確な問診ができる。
3)バイタルサインおよび全身の身体所見について観察と評価ができる。
4)基本的臨床検査(採血検査、心電図、エコー検査、X線検査、MRIを含む)を
適切に指示または自ら実施し、解釈できる。
5)基本的な救急処置法(血管確保、気管挿管、胸骨圧迫法、救急蘇生法を含む)を理解し実践できる。
6)BLSを実施でき、ICLS(またはACLS)について習熟する。
7)救急患者の重症度に応じたトリアージについて認識できる。
8)救急初期診療における病態の把握ができ、治療計画を立てられる。
9)適切な診療記録が記載できる。
1)救急車、救急の診療(問診、診療録記入、指示を含む)を指導医と共に行う。
2)救急に関しては日当直医が直接指導するが、必ずカンファレンス等を通じ救急科指導医の指導を受ける。
3)院内での急変患者に対しての診療を経験する。
4)担当した救急入院患者を受け持つ。
5)麻酔科他外科系の診療を経験する。
6)ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・失神、けいれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔気・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・便秘)、熱傷・外傷、腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・筋力低下、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、妊娠・出産、成長・発達の障害、終末期の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
7)脳梗塞・脳出血、脳動脈瘤・くも膜下出血、認知症、心筋梗塞、心不全、大動脈瘤、高血圧、肺癌、肺炎、急性上気道炎、気管支喘息、COPD、胃癌、消化性潰瘍、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、尿路結石、腎不全、高エネルギー外傷・骨折・捻挫、糖尿病、脂質異常症気分障害、統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物)を有する患者の診察にあたる。
8)救急カンファレンスに参加し症例提示する。
9)基本的手技をシミュレーション、実技をもって修得する。
10)BLS、ICLS(またはACLS)の講習会に参加する。
1)各指導医がすべての目標の項目の到達度を評価する。
2)評価にあたっては他科の指導医やコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 救患診療 病棟回診 |
救急カンファレンス 救患診療 |
救急カンファレンス 救患診療 |
救急カンファレンス 救患診療 病棟回診 |
救急カンファレンス 救患診療 |
救患診療 |
午後 | 救患診療 | 救患診療 | 救患診療 | 救患診療 | 救患診療 | - |
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小児の特性を知るとともに小児期の疾患を理解し、小児科診療の基本を修得する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)患児もしくは養育者から病歴聴取ができる。
3)小児特有の所見があることを理解したうえで、小児に対し適切な身体所見がとれる。
4)基本的検査を適切に指示し、小児での基準値を考慮しつつそれを解釈できる。
5)基本的な小児科治療法を理解する。
6)小児に対する基本手技が実施できる。
7)周産期や各発達段階に応じた診療ができる。
8)適切な診療記録が記載できる。
9)よくある小児の症状・疾患に適切に対処できる。
10)小児の予防接種について参画できる。
11)虐待について理解する。
12)院内感染や性感染症等を含む感染対策を理解する。
13)発達障害等の児童・思春期精神領域を理解する。
1)各研修医が指導医の下で研修しながら、それぞれの病棟、外来担当上級医からも指導を受ける。
2)小児科的基本手技・治療法(採血、注射、輸液、薬物投与、処方箋・指示書の作成を含む)を経験する。
3)病棟診療および外来診療(予防注射を含む)に携わる。
4)発疹・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・便秘)、成長・発達の障害を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
5)肺炎、急性上気道炎、気管支喘息、腎盂腎炎を有する患者の診察にあたる。
6)小児科カンファレンス、小児病棟カンファレンス、に参加し症例提示する。
7)一般外来研修を週1回行うことが出来る。
1)指導医はすべての目標の項目について到達度を評価する。
2)評価にあたってはコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 病棟カンファレンス |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 抄読会 外来 |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 病棟 |
病棟 |
午後 | 病棟 | 乳児検診 | 慢性外来 抄読会 |
病棟 | 病棟 | - |
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一般臨床に役立てるために、手術麻酔の基本と特性を理解し、初期研修での基本として麻酔時の全身管理において必要な事項を習得する。
1)気管挿管ができる。
2)麻酔時の呼吸管理ができる。
3)全身麻酔に必要な薬剤の使用法を説明できる。
4)麻酔時の輸血の適応と実施方法を述べることができる。
5)バイタルサインおよび全身の身体所見について観察と評価ができる。
6)麻酔に必要な基本的臨床検査(採血検査、心電図、エコー検査、X線検査を含む)の問題点を指摘できる。
7)手術前の患者および術式、手術部位の確認方法を説明できる。
1)麻酔時の気管内挿管を指導医と共に30件以上実施する。
2)麻酔時の呼吸管理について指導医と共に実施する。
3)麻酔時に使用する薬剤について指導医から説明する。
4)輸血を指導医、看護師と共に実施する。
5)麻酔終了時の薬剤投与、気管内チューブ抜管を経験する。
6)麻酔科の術前術後訪問を経験する。
7)麻酔に必要な術前検査結果を検討する。
8)術前の患者確認、手術開始直前のタイムアウトを経験する。
1)指導医がすべての目標の項目の達成度を評価する。
2)評価にあたってはコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 硬膜外ブロック 手術 |
救急カンファレンス 術前説明 手術 |
救急カンファレンス 手術 |
救急カンファレンス 硬膜外ブロック 手術 |
救急カンファレンス 術前後回診 手術 |
術前説明 手術 |
午後 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | - |
女性の特性と、産婦人科疾患(周産期、救急を含む)の特性を理解し、診断・治療の基本を修得する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)産婦人科の特性を理解したうえでの正確な問診ができる。
3)産婦人科的な身体所見が取れ、妊婦の診察ができる。
4)産婦人科的検査を適切に指示し、解釈できる。
5)基本的な婦人科治療法を理解し、基本手技を習得する。
6)分娩時の診察および診断、対処法を理解し基本手技を習得する。
7)新生児の異常が診断できる。
8)簡単な産婦人科手術手技が実施できる。
9)適切な診療記録が記載できる。
10)不妊症治療について理解する。
11)産婦人科救急疾患を経験し、理解する。
12)院内感染や性感染症等を含む感染対策を理解する。
1)各研修医が指導医の下で産科、婦人科の両方を研修する。
2)病棟患者を受け持ち、術前術後の管理を経験し手術に参加するとともに、分娩に立ち会う。
3)外来診療(不妊症、産科・婦人科疾患、更年期疾患)に携わる。
4)妊娠・出産の症候を呈する患者について、病歴、身体的所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
5)症例カンファレンス、手術症例の病理カンファレンスに参加し症例提示する。
1)指導医がすべての目標の到達度を評価する。
2) 評価にあたっては他の指導医、上級医やコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 婦人科外来 |
救急カンファレンス 産科外来 |
救急カンファレンス 婦人科外来 |
救急カンファレンス 産科外来 |
救急カンファレンス 病棟 |
病棟 |
午後 | 病棟 | カンファレンス | 1か月検診 | 手術 | 不妊症外来 | - |
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プライマリケアに必要な精神症状の診断・治療ができ、精神科疾患について理解できる。
また身体疾患を有する患者の精神症状の評価ができ、治療について修得する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)医療面接ができ精神症状に関する適切な問診ができる。
3)精神症状の捉え方についての基本を身につける。
4)精神疾患とそれへの対処の特性を理解し、初期対応を習得する。
5)精神科的治療法を理解する。
6)リエゾン精神医学および緩和医療上の精神科の役割を理解する。
7)精神科救急に関する理解を深め、急性の精神科症状に対し適切な評価と対応ができる。
8)精神科的に適切な診療記録が記載できる。
1)指導医は協力施設と連携し、精神科、心療内科の入院、外来患者について研修を行う。
2)入院患者を受け持ち、治療について経験する。
3)よく見られる精神科症状、疾患、病態について経験する。
4)体重減少・るい痩、もの忘れ、興奮・せん妄、抑うつを呈する患者について、病歴、身体所見、簡単
な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
5)認知症、気分障害、統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物)を有する患者の診察にあたる。
6)心理検査を含め精神科的に必要な検査を経験する。
7)社会復帰支援としてのデイケアに参加する。
8)他科入院患者の精神症状の精神科的診療を経験する。
9)講義を受け、症例カンファレンスに参加する。
1)各指導医がすべての目標の到達度を評価する。協力施設での評価をあわせ、院内指導医が総合評価をする。
2)評価にあたっては他科の指導医やコメディカルの評価も取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 救急カンファレンス 病棟 |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 病棟 |
救急カンファレンス 外来 |
救急カンファレンス 病棟 |
病棟 |
午後 | 病棟カンファレンス | 外来 | 病棟 | 外来 | 病棟 ミニレクチャー |
- |
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住民のための医療を地域と一体になって実践できるようになるために、地域住民が受けている医療の状況、特性を理解し、プライマリ・ケア、予防医療、在宅医療、介護の基本を修得するとともに、病院を取り巻く地域医療連携について理解する。
1)医師としての基本姿勢・態度がとれる。
2)患者の生活機能の側面からの状態評価ができる。
3)急性期病院、診療所、訪問看護、過疎地域の病院、緩和ケア病院、老健、保健所などの病院を取り巻く施設や在宅診療、在宅ケアなどの役割を理解する。
4)院内外のチーム医療に参加し多職種の役割を理解し、共同して医療が行えるよう配慮できる。
5)地域の医療福祉に介入できる能力を身につける。
6)健診、予防医療について理解し、生活指導やカウンセリングについて経験する。
7)介護保険について理解する。
1)各研修医が診療所、過疎地の病院など、それぞれの指導医により研修を受ける。
2)各施設での週間予定に従い研修する。
3)ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・失神、けいれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔気・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・便秘)、熱傷・外傷、腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・筋力低下、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、成長・発達の障害、終末期の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行う。
4)脳梗塞・脳出血、脳動脈瘤・くも膜下出血、認知症、心筋梗塞、心不全、大動脈瘤、高血圧、肺癌、肺炎、急性上気道炎、気管支喘息、COPD、胃癌、消化性潰瘍、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、尿路結石、腎不全、高エネルギー外傷・骨折・捻挫、糖尿病、脂質異常症気分障害、統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物)を有する患者の診察にあたる。
5)各研修先では診療以外の患者会などの行事に参加する。
6)レクチャー、カンファレンスに参加する。
7)地域医療連携について実践する。
8)連携病院においては一般外来研修を週1回、連携診療所においては一般外来研修を
週3回行う。
1)各指導医がすべての目標の到達度を評価する。 外部の施設へは評価表を持参して、担当の指導医に記入可能な目標について評価をいただく。
2)評価にあたってはコメディカルの評価も十分取り入れる。
3)PG-EPOCを用いて研修医が自己評価したうえで指導医が評価する。
研修医は研修事項を記録し、到達目標の自己評価を行う。指導医は自己評価結果を随時点検し、研修医の到達目標達成を援助する。
第1年次研修修了時に評価結果を臨床研修教育委員会および研修管理委員会で検討・協議し、第2年次の研修指導の改善を行う。
第2年次研修修了時には、すべての評価結果を検討し、研修管理委員会で総合的評価を行う。その際、PG-EPOC(オンライン臨床研修評価システム)を使用する。
2年間の研修修了時に、研修管理委員会で総合的評価を行い、臨床研修修了証を交付する。
新専門医制度に基づく基幹施設・連携施設でのプログラムがあり、希望者は専門研修専攻医として就職することができる。採用に当たっては各当該科の規定に沿い選考を行う。
令和2年度 |
令和2年度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→救急車の受け入れ台数が多く、初期診療に関わる機会に恵まれていると考えたから。脳神経外科、心臓血管外科、循環器内科などが揃っておりそれらの救急疾患の症例数も多かったから。人数が多すぎず少なすぎず程よいと感じたから。
Q2:当院の研修の特徴はどこでしょうか?
→2年目の選択科の期間が多くあり、かなりフレキシブルに研修科を組み立てられる。発表やプレゼンの機会、論文執筆の機会もあり、市中病院にいながらもアカデミックなことも学べる。
Q3:研修先として選んでよかったことはなんでしょう?
→上級医やコメディカルの方々が協力的で研修の環境が良い。
Q4:研修を受ける前と実際に受けての感想を聞かせてください。
→切磋琢磨できるような良い同期に恵まれた。1年目の必修科で多くの科を回るが、大学のように1つの科で長期間研修するわけではないので1つ1つの科を深められない欠点はある。
Q5:患者さんへの対応で苦労したことなどありますか?
→あまりない。親身になって接すれば患者さんも応えてくれる。
Q6:どんな医師になりたいとお考えですか?
→患者さんに向き合い、訴えにしっかりと耳を傾ける医師でありたい。
Q7:休日はどのように過ごしていますか?
→趣味のスポーツや買い物
Q8:研修の病院を選ぶ大学生に向けて一言アドバイスをお願いします。
→初期研修の2年間で何をしたいのか、何を学びたいのかなどの目標は決めておきましょう。実際に病院に行って雰囲気を掴み、一緒に働くことになる1つ上の先輩の話も聞いてみるといいでしょう。
令和3年度 |
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?→全ての部門の人々が研修医を見てくれていて、間違いがあれば正してくれる環境が整っているところ。
Q3:初期研修で学んだことや、苦労したことなどを教えてください。
→国試のように治療選択が一つに決められることは少なく、あらゆる方法を模索していかなくてはならないところ。
チームで患者さんを見ていくには、たくさんの工夫が必要だと思った点。
Q4:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→個々のペースで研修を進めていくことができる病院だと思います。ぜひ、一度見学に来てみてください。
令和3年度 |
→手術症例数や救急車搬送件数が豊富なため。また、実家から近く住み慣れた地域で初期研修を行いたかったため。
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→CV挿入や気管挿管、胃カメラ、PTGBDなど手技が豊富である。また、病棟管理や救急当直など無理のない範囲で主体的に診療業務を任せていただける。
Q3:初期研修で学んだことや、苦労したことなどを教えてください。
→手術書や手術動画で知識を詰め込みアニマルラボやドライボックスで鍛錬を積んだ上で、上級医の丁寧な御指導のもと、虫垂炎などの良性疾患から消化管穿孔などの救急疾患、大腸癌などの悪性疾患に至るまで多彩な手術を開腹でも腹腔鏡でも数多く執刀させていただくことができた。また、初期対応や術前術後管理、ICの方法、術式の選択、外科医としての姿勢など多くのことを学ばせていただいた。また、信州大学医学部附属病院など他施設で学ぶ機会も与えていただくことができた。
また、諸先生方やコメディカルスタッフの皆様の御支援のもと1年次からメディカルラリーに出場させていただき、病院前の部分も含めた救急医療に対する理解を深めることができた。さらに、JATECプロバイダーやITLS advanced courseプロバイダー(IP : Instructor Potential)などの資格を取得することができた。地方会や全国学会など様々な場で学会発表をする機会をいただいた。
Q4:研修での思い出などあれば教えてください。
→仕事では自分が手術をした患者さんが元気になって退院していくのが最も嬉しくやりがいを感じるときであり思い出に残っている。プライベートでは結婚したこと。
Q5:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→篠ノ井総合病院は親身になって教えてくれる上級医がたくさんいて、看護師さんなどのコメディカルスタッフも優しくて気さくな方ばかりでとても働きやすいです。やる気と気合いさえあれば充実した研修ができると思います。ただし、受け身で研修するのではなく、2年間で何をやりたいのか、何を学びたいのか早い段階で決めておく必要はあると思います。
令和3年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→南信出身のため、北信地域で働いてみたいと思ったから。
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→研修の初めに他の業種の同期と研修を行うことで、どの病棟に行っても顔見知りの同期がいて働きやすい。
Q3:初期研修で学んだことや、苦労したことなどを教えてください。
→薬の名前がなかなか覚えられず苦労しました。
Q4:研修での思い出などあれば教えてください。
→初めての採血です。とても緊張しました。
Q4:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→当院では、非常に働きやすい環境で、主体性をもって働くことができます。
ぜひ、当院で研修をしてみてください。
令和3年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→地元の総合病院で2-3次救を学べるところです。
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→内科で入院、診断、治療、退院の一連の流れを任せて頂き大変ためになりました。
Q3:息抜きの方法や、周辺のおすすめの場所などあれば教えてください。
→長野県ですので、登山や温泉で気分転換しています。
Q4:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→深く考え過ぎず、直感で選ぶのもありだと思います。
令和4年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→雰囲気が良かった。信大生に人気があるため。
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→消化器内科での学会発表や論文作成など貴重な体験を多くできた。
Q3:初期研修で学んだことや、苦労したことなどを教えてください。
→良かった点は比較的のんびりと自分のペースで研修できたところです。その反面、自分から勉強しないと置いていかれます。
Q4:息抜きの方法や、周辺のおすすめの場所などあれば教えてください。
→近隣の日帰り温泉です。病院から少しドライブするとよい温泉がたくさんあります。
Q4:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→研修先はどこを選んでも自分のやる気次第でいくらでも内容は変わると感じた。たとえ第一志望にマッチしなくても腐らず頑張ってほしいです。
令和4年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→県内の研修先だったから
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→わからないことだらけだったが、研修医を守ってくれる様なシステムになっており安心して研修できた。希望科でなくても様々な手技をやらせてもらえて楽しかった。
Q3:息抜きの方法や、周辺のおすすめの場所などあれば教えてください。
→フィットネスやカラオケです。
Q4:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→研修に不安があってもきちんと毎日勉強をしていけばできることが増えていってだんだん楽しくなってくると思います
令和4年度 |
Q1:当院を研修先として選んだ理由を教えてください
→雰囲気が良く、救急車対応のファーストタッチができます。また市中病院では診療科がそろっています。あとは実家から近く福利厚生も充実しています。
Q2:実際に当院で研修してみて、当院の魅力はどこでしょうか?
→救急車対応のファーストタッチが多く経験できます。
Q3:初期研修で学んだことや、苦労したことなどを教えてください。
→基本的に先生方もコメディカルの方々も優しく穏やかな方ばかりの環境だったので、逆に厳しくいただいた一言は心に残っています。手技中に患者さんに言われた「いたい!」、指導医からの「迷ったら行動しなさい」「もっと勉強しなさい」との喝などです。愛ある喝です。
Q4:研修での思い出などあれば教えてください。
→二次救急を掲げながらも、重症患者さんも心肺停止患者も当直中に見ることが珍しくなく、「2.5次救急」の対応ができたことや、ローテートの選択が自由で、マイナー科の研修を多く回れたこと。大学への研修も行かせていただいたことなどです。
Q5:息抜きの方法や、周辺のおすすめの場所などあれば教えてください。
→1年目の休日は正直なにをして過ごしていたか覚えていません。笑
仕事に慣れて、体を休めるのに精一杯でした。
2年目は余裕が出てきたので、温泉や岩盤浴に行ったり、カフェ巡りをしたり、コロナが落ち着いてからはほぼ毎週旅行に行ったりしていました。
Q6:最後に、研修先を探している学生にメッセージをお願いします。
→私は2年間篠ノ井総合病院で研修させていただいて、本当によかったと思っています。悔いはありません。
後輩のみなさんにはぜひ一度見学に来ていただき、当院の雰囲気を感じてもらえたらなと思います。どこの病院にも一長一短あるかと思うので、みなさんにとってのベストな研修先がみつかることを祈っています。
臨床研修紹介
(1)応募資格 | 令和7年医師国家試験合格見込者(卒業見込者及び既卒者) |
(2)募集人数 | 7名 ◇研修期間 : 令和7年4月1日から2年間 |
(3)採用試験日 | 令和6年8月23日(金) 令和6年8月24日(土) |
(4)出願締切 | 令和6年8月13日(火)必着 |
(5)出願書類 | ①履歴書(市販用紙) ②卒業見込証明書 ③成績証明書 ④面接事前調査票(PDF) ⑤医師臨床研修採用試験申込書(PDF) |
(6)選考方法 | 書類審査及び面接試験
*面接試験はオンラインでの面接も可能です。希望者はお申し出ください。なお、採用にあたり有利不利はないよう配慮します。 |
(7)待遇 | ①身分 正職員 ②給与 年額(賞与・諸手当含む概算) 1年次 4,700,000円 2年次 7,000,000円 ③保険 健康保険・厚生年金加入、医師賠償保険加入 ④休日 4週8休制、日曜日、国民の祝日、年末年始、他 ⑤時間外勤務 なし ⑥日当直 あり ⑦宿舎 あり ⑧医師賠償責任保険 加入(院内の診療のみ保障) ⑨学会等 一部補助有り ⑩福利厚生 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険 ⑪健康管理 年1回健康診断実施 |
(8)書類送付先および連絡先 | 〒388-8004 長野県長野市篠ノ井会666-1 JA長野厚生連 南長野医療センター篠ノ井総合病院 臨床研修科 TEL 026-292-2261 FAX 026-293-0025 E-mail: shinogaf@grn.janis.or.jp |
2.信州大学と関連病院群研修プログラム:若干名
2.における信州大学臨床研修プログラム所属のたすきがけ研修医については、信州大学の診療研修の基本方針に従い当院での研修計画を立案します。