開催日:2019年7月6日(土) 会場:JA長野県ビル/アクティーホール

学会長挨拶

謹啓
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、第76回長野県農村医学会総会を2019年7月6日(土)、JA長野県ビルにおいて開催することになりました。
長野県農村医学会は県下の医療機関が集い、地域住民、農民の医療、保健、福祉について研究発表する「会」です。当会は日本農村医学会の地方部会として農村と農業の実態に立脚し、その医療と保健に関するすべての問題を調査研究し、地域住民や農民の健康の保持、向上に資することを目的としております。

現在、次の3つの事業を目的として活動しています。

  • 農村に関する医学的調査研究及びその発表
  • 医療の改善、疾病予防及び保健のための諸計画の推進
  • その他目的達成に必要な事項

農村医学会が設立された当時(昭和二十七年)は農村においては医療と衛生の問題が山積し、病気も特殊な形で現れ、その対策も特殊な形でなさねばならないこと、何よりも農民が貧しく、医療にめぐまれない農民がこれらの改善を要求していました。
この「会」は単に「学問のための学問」でなく、あくまでも農民の生活を良くし、その生産性を増進させ、その生命を守るための学問であり、研究であることを使命としております。そして「農民のための」現実的な要求から立ち上がった当会は、医師のみだけでなく、看護師、保健師、医療事務担当者、保健事業担当者など、医療・福祉に携わる全ての職種が手を取り合って、種々の問題解決のために情報交換してきました。高齢化した農村において、高齢者の「しあわせづくり」や地域福祉活動への研究、実践報告により健康保持、生活向上に寄与できればと考えています。

謹白

2019年2月吉日
JA長野厚生連 南長野医療センター 統括院長 小池 健一