ご存じですか?「療法選択外来」
腎臓は人が生きて行くために必要なたくさんの働きをしています。その働きがさまざまな原因により徐々に悪くなる病気を慢性腎臓病(CKD)と呼びます。日本でも患者数は増加していて、CKDの患者は1300万人と言われています。(平成21年末)
悪化すると腎不全となり透析と言う治療が必要になります。今回は腎臓についてと治療法の一つである腹膜透析(CAPD)についてお話をしましょう。
① 腎臓の働きは・・・一般によく知られている「おしっこをつくる」働きのほかにも「骨を丈夫に保つ」「血圧を適切にコントロールする」「赤血球を作る働きを助け貧血を防ぐ」など大切な働きをしています。
② 腎不全とは・・・食事療法や薬物療法で腎臓の働きを守っていても、徐々に働きが低下することがあります。残っている腎臓の機能だけで体のバランスを保つことができなくなった状態を言います。
③治療について・・・透析療法や腎臓移植が必要になります。
透析治療方法の中の腹膜透析 (CAPD)についてお話します。
CAPDは腹部にカテーテルという細い管を埋め込む手術が必要となります。
お腹の中に透析液を出し入れすることで、体の中の余分な水分・老廃物を取り除く治療のことを言います。通院は月に1~2回程度で、自宅で行なえる特徴があります。
治療には2種類の方法があり、寝ている間に透析液の交換を自動的に行なう方法と日中
3~4回液の交換をする方法があります。この治療は毎日行う方法なので、体への負担が少なく腎臓の機能を長く保つことが出来るといわれています。
当院では、このような治療の特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに合った治療を選択して頂くための支援として、療法選択外来を開設しています。
予約制となっておりますが、実際の治療方法の見学や物品に触ることが出来、ご希望の方には、通院されておられる患者さまとお話もすることも出来ます。
ご自身の病状についての心配・不安な事などの相談、今後の生活に合った治療法を考える上でお役に立てて頂ければ幸いです。
<JA千曲機関紙「いっしょに」8月号掲載より>








