この度の東北関東大震災で被災された皆様には心よりお見舞いもうしあげます。
被災された患者さんの中には透析を受けている方もたくさんいると思います。
透析療法は、今までにも紹介して来ましたが、継続していくにはいろいろな条件が必要です。
電気、水道のライフラインはもとより、透析装置、医療材料、医薬品、そしてスタッフです。
これら一つでも欠けると透析療法ができません。
今回の大災害では、これら全てが使用できなくなりました。
当然透析療法の継続は不可能です。
日本透析医会では、全国災害ネットワークを運営しています。
約10年前から、9月1日の防災の日に災害情報伝達訓練を行なっています。
そして今回もそのネットワークを活用して全国から情報が毎日寄せられました。
当院も直ちに情報をアップしています。
当院では、最大83ベッドの透析センターを活用して、受入患者数を一日25人とし、
最大50人の透析患者さんの受入を登録しました。
長野県のホスト病院は、長野県の行政と交渉をし移動手段や宿泊場所も確保しました。
全国的にも、南は沖縄から九州、関西など広範にわたって患者さんの受け入れ態勢を作りました。
透析療法は先にも書いたように、全ての要因が揃わないと透析療法の継続が不可能です。
被災地に留まり復旧を待つよりは、被災を受けていない地域への移動し透析を受けることを勧めていました。
当院もいつ被災地になるか分かりません。
備えあれば憂い無し!とは言うものの、どこまでの対策をすればいいのか、どのくらいの想定が必要なのか?
今回の大震災で、想定範囲を上げる必要も出てきたと思われます。
日ごろからの対策や訓練を積み重ねて行く事が重要です。
・・・ 2011/04/19








