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最近、「こころの病」がメディァでよく取り上げられています。
■最近、「こころの病」がメディァでよく取り上げられています。「うつ病」「パニック障害」「PTSD」など・・・。
TVでうつ病のことが放送されると、「自分はうつ病の症状とよく似ている」と言って外来を受診される患者さんがおり、TVの影響力はすごいと感心しています。
■確かに、メディアにより「こころの病」の啓蒙が進んでいることは好ましいと思います。
その一方であまりにも「こころの病」の概念が拡散して、混乱が生じていることも感じます。
■たとえば、「元気がでない」、「気分が落ち込む」という症状があれば「うつ病」と思われることがしばしばです。
情報は溢れていますが、きちんと「こころの病」が理解されていないことも確かです。
また、「こころの病」は検査データをみてわかるという疾患ではなく、なかなか実態として捉えにくい面があり、理解していくのが難しいことも事実です。
■TVドラマ、映画などで「こころの病」を扱った作品がありますが、実際の臨床現場とは異なっており、精神科医としてがっかりすることがしばしばです。
当然、作品を作る場合、いかに多くの人に見てもらえるかが問題になるため、現実離れしているのは仕方がないとは思います。
■中にはある程度「こころの病」を理解するのに役に立つ作品もあり、「シネマ・サイキアトリー~映画からみる精神医学」と題してゼミを行っている大学があります(当然、映画を見て精神医学が理解できるわけではありませんが)。
ここで、いくつかの「こころの病」を扱った映画を簡単にご紹介したいと思います。
■「シヤイン」は統合失調症を描いた作品で、主人公は実在するオーストラリア人のピアニストです。
統合失調症の症状の特徴を巧みに表現するとともに、症状形成に影響を与える家族間の愛情と葛藤を描いています。
■「ビューテイフル・マインド」も統合失調症を描いた作品です。これも、主人公は実在の数学者で、ノーベル経済学賞を受賞しています。
この2作は統合失調症の主人公が周囲の人々に支えられながら、自分の才能を活かして暮らしている姿が描かれています。
■「レインマン」は自閉症が主人公の作品で、この作品により米国における自閉症の理解と啓蒙か10年進んだと言われています。
■「恋愛小説家」は有名な恋愛小説専門の作家(強迫神径症)が主人公です。
彼は融通性がなく、人とのかかわりを嫌い、恋愛など一度もしたことかありません。この映画では、主人公の特徴的な強迫症状が描かれています。
■その他、「男が女を愛する時」は女性のアルコール依存度、「電話で抱きしめて」は認知症(老人性痴呆)、「レナードの朝」は傾眠性脳炎などです。
■興味を持たれた方は、映画で精神医学の世界にふれてみてください。
心療内科医長 大村慶子
■最近、「こころの病」がメディァでよく取り上げられています。「うつ病」「パニック障害」「PTSD」など・・・。
TVでうつ病のことが放送されると、「自分はうつ病の症状とよく似ている」と言って外来を受診される患者さんがおり、TVの影響力はすごいと感心しています。
■確かに、メディアにより「こころの病」の啓蒙が進んでいることは好ましいと思います。
その一方であまりにも「こころの病」の概念が拡散して、混乱が生じていることも感じます。
■たとえば、「元気がでない」、「気分が落ち込む」という症状があれば「うつ病」と思われることがしばしばです。
情報は溢れていますが、きちんと「こころの病」が理解されていないことも確かです。
また、「こころの病」は検査データをみてわかるという疾患ではなく、なかなか実態として捉えにくい面があり、理解していくのが難しいことも事実です。
■TVドラマ、映画などで「こころの病」を扱った作品がありますが、実際の臨床現場とは異なっており、精神科医としてがっかりすることがしばしばです。
当然、作品を作る場合、いかに多くの人に見てもらえるかが問題になるため、現実離れしているのは仕方がないとは思います。
■中にはある程度「こころの病」を理解するのに役に立つ作品もあり、「シネマ・サイキアトリー~映画からみる精神医学」と題してゼミを行っている大学があります(当然、映画を見て精神医学が理解できるわけではありませんが)。
ここで、いくつかの「こころの病」を扱った映画を簡単にご紹介したいと思います。
■「シヤイン」は統合失調症を描いた作品で、主人公は実在するオーストラリア人のピアニストです。
統合失調症の症状の特徴を巧みに表現するとともに、症状形成に影響を与える家族間の愛情と葛藤を描いています。
■「ビューテイフル・マインド」も統合失調症を描いた作品です。これも、主人公は実在の数学者で、ノーベル経済学賞を受賞しています。
この2作は統合失調症の主人公が周囲の人々に支えられながら、自分の才能を活かして暮らしている姿が描かれています。
■「レインマン」は自閉症が主人公の作品で、この作品により米国における自閉症の理解と啓蒙か10年進んだと言われています。
■「恋愛小説家」は有名な恋愛小説専門の作家(強迫神径症)が主人公です。
彼は融通性がなく、人とのかかわりを嫌い、恋愛など一度もしたことかありません。この映画では、主人公の特徴的な強迫症状が描かれています。
■その他、「男が女を愛する時」は女性のアルコール依存度、「電話で抱きしめて」は認知症(老人性痴呆)、「レナードの朝」は傾眠性脳炎などです。
■興味を持たれた方は、映画で精神医学の世界にふれてみてください。
心療内科医長 大村慶子
・・・ 2009/02/06








