循環器科、心臓血管外科の病棟がある南2階病棟では入院の患者さんに対してご自分のカルテを公開しています。
■私たち循環器科、心臓血管外科の病棟がある南2階病棟では入院の患者さんに対してご自分のカルテを公開しています。
一日のうち数時間ですが、ご本入のカルテがベッドサイドに置いてあり、自由にご自分のカルテを見ていただくことができます。
ベッドサイドにカルテを置くことは業務上必要であったため始めたことですが、患者さんへの情報提供が同時にできるので、入院時にはカルテの見方について看護師から説明しています。
■医療事故関連のニュースはマスコミをにぎわし絶えることがありません。
医療訴訟もうなぎ登りに増えています。多くの原因があると思いますが、一つの原因として情報公開の不足があげられています。
本来患者さんの医療情報はすべてご本人に属するものであり、医療機関が独占していることに問題があるのです。
患者の権利としての情報開示はすでに1981年世界医師会でのリスボン宣言に謳われています。しかし、日本ではなかなか進まず最近の医療不信を招いている一因となっています。
医療側の問題だけでなく患者さん側にも問題があります。今まで多くの患者さんは医者にお任せの医療でした。
しかし、昔と違い現代の医療では多種多様の選択肢があり、医療者と患者さんの立場での「いい医療」が一致しないことがしばしばです。
医者任せでは期待する結果が得られないことがあります。
最終的に治療法を決定するのは、私たち医療者ではなく患者の皆さんです。その自己決定ができるだけの情報提供を行うことが医療者の仕事であり、それが真の意昧でのインフォームドコンセントだと思います。
■また自分のカルテを見てもらうことで情報、問題を共有でき、同じ目標に進んでいけると思います。患者さんからの評判も上々です。
ベッドサイドにカルテを置くことは個人情報保護の点から、第三者にカルテが見られてしまうと心配する声もありますが、患者情報は患者とともにあるのが一番安全だと思います。
■治療現場もご希望の方には公開しています。
心臓カテーテル検査、カテーテル治療などの様子を家族待合室にテレビ中継で見ていただけるようにしました。
・・・ 2006/02/02








