放射線科後期研修
原則として、信州大学医学部放射線科研修プログラムでの研修となる。

放射線科診療は施設によって内容にかなりバリエーションがあり、1施設での研修には限界がある。当院の放射線科後期研修プログラムは他施設を含めた研修の一部と捉えていただき、まず、信州大学放射線科の後期研修プログラムに参加し、その一部として当院での研修を受けてもらうのが良いと考えている。当院での研修期間は6ヶ月から1年程度。具体的なプログラムは信州大学放射線科のプログラムに順ずる。

放射線科専門医の研修期間の算定について
 当院は放射線治療装置、核医学検査装置は設置されていない。また、常勤放射線科医が1名で施設認定に必要な検査数は現時点では達していない状態であるが、後期研修医が常時勤務する状態となれば施設認定が可能と思われる。施設認定後も認定期間は必要期間の一部のみの該当となる(当院のみの研修では専門医試験の受験資格が得られない)。

一般目標


 解剖学、マクロ病理学をベースとした画像診断を学ぶ。診断学における画像診断の役割は、一般的に言って、ごく限られたものであり、優れた画像診断医と同時に優れた臨床診断医であることを目指す。インターベンショナルラジオロジーは、多数存在する治療法の中での位置づけ、適応を知ることが目標である。

行動目標


 複雑化した画像診断においてまず理解する必要があるのは検査の適応、検査法の選択であり、最適化された検査を行うことである。複雑な病態においてテーラーメイドの放射線診断を行うことができるようになることが目標となる。レポート作成については放射線医学の理解を依頼医に押し付けるのではなく、あくまでも患者の問題解決に役立つ情報提供の立場に立って、主治医とのコミュニケーションを目指す。
 インターベンショナルラジオロジーは一般的なものから高度な専門性を持つものまで様々である。当院では、とくに高度な手技は行っていないが、画像ガイド下の穿刺、ガイドワイヤおよびカテーテル操作が基本であり、応用の効く手技を学ぶ。
 診断能力の向上については当院の症例数からいって十分な経験を積むことが可能と考えるが、画像サーバの導入により過去の症例からも学ぶことが可能である。