センター

救命センター

受診方法は「救急受診について」をごらんください。

概要・診療方針

運営方針

篠ノ井総合病院 救急科・救命センターは、道路と鉄道の分岐点である長野市篠ノ井地区に位置し、長野市南部から千曲・坂城・上田と信州新町や麻積に至る広い地域の救急を受け持つ医療施設です。外傷から内科疾患まで、小児から高齢者まで、分け隔てなく対応できる施設でなければならないという、職員一同の理念で運営を行っております。更級医師会・千曲医師会の協力による長野市南部の急病センター(初期救急)を包含することにより、円滑な救急医療体制を整えています。
平成24年1月から救急科専任医(専従)が着任し、平成30年現在3名の専従体制です。院内各科の円滑な協力体制を基にしながら、信州大学医学部附属病院高度救命救急センターからの人員応援を受けて、堅固な救急医療と救命センターとしての整備を進めています。
“救命センター”としての名称は、医療を行う“様々な部門の人員が集まる場所”としての理念の表れです。中心にある患者さんの最善の生活に向けて、様々な職種が力を集中させなければならないのが医療です。しかし、近年の医療内容の高度化により、患者さんが専門の部門を訪ねなければならないのが現状でした。“救命センター”という名称には、病む方に、全ての医療能力を集中させるとの決意が込められています。
患者さんを中心にした医療を目指し弛まぬ努力を続けて参りましたが、H27年5月に新病棟が稼働を開始しました。手術までに対応する2つの救急室、救急専門病床10床、さらにヘリポートが整備され、より高度な救急医療を提供できる施設となりました。
救急医療施設には全ての疾患に対する能力が必要ですが、当院は心血管系を含めた手術対応の上に、産婦人科救急、小児までの対応が可能な施設となっております。また、これからの地域中核病院には、地域を支えながらより高度な医療に導くことが求められます。篠ノ井総合病院救命センターは信州大学医学部附属病院高度救命救急センターなどとの深い連携により、高度医療を皆様の身近にして参ります。
救急医学会専門医施設、集中治療医学会専門医施設としての運営、様々な救急医療教育プログラムの展開、消防との連携など、篠ノ井総合病院がこれまでに行ってきた救急医療への関わりを継続しながら、ドクターヘリなど広域救急医療への対応を拡げ、より高度な救急医療を今後も提供してまいります。

 スタッフ

救急科専従医は現在3名おり、研修医や信州大学からの応援も得て、土日祝日でも救急科専従医が対応するようになっています。夜間は病院勤務医で3名の当直体制が敷かれ、平日の医師会の先生の応援もあり最大4名での診療が行われています。看護師は、救命センターに4名以上、急病センターに3名が常時勤務しており、隙間のない看護を行っています。放射線、検査室、事務などの当直も複数おり、皆様の要望に応えられるように備えています。施設も大切ですが、スタッフあっての「医療」です。皆様によりよい「医療」をお届け出来るよう、施設面もスタッフも日々の研鑽を続けております。

 救急車受入

当院の救急車受け入れ数・救急時間外患者数とも年々増加しており、現在では4500台を超える救急車を受け入れています。これは、長野県内3本の指に入る受け入れ実績です。このうち、600〜700名は、蘇生や緊急治療を必要とされる重症救急疾患でありますが、篠ノ井総合病院では遅延することなく高度救急対応が行われています。

 施設
救命救急室

救命救急室(Emergency Room :ER)は、並んで2室あります。隣り合うことで動線を確保しながら、扉で隔離することができます。“感染症”の患者さんも多数運ばれてきますが、相互の感染を心配することなく、救急医療を提供できるように細心の設計がなされています。また、各々のERは手術にも対応する設備を設けてあります。

手術室に直結

ERの横には手術室に直結する特別なエレベーターであり、1秒が問題になる手術対応も可能になっています。

 CT/MRI

エレベーターの先の出口をでると、CT/MRIが目の前にあります。今日の高度医療の成績向上には、画像診断・画像情報が大きな比重をもっています。僅かな移動で、画像検査が短時間かつ安全に行えるように設計されています。

 観察用ベッドを設置

ERでの診断・治療ばかりが救急医療ではありません。点滴治療や経過観察は大変重要な医療項目であり、この為の観察用のベッド3床がERとは別に設けられています。旧病徴の救急室では、受入ベッドで観察をせざるを得ず、救急患者さんが集中した場合には“ベッドがもう無い!”状況となり、救急車ストップとなることが長時間ありました。観察ベッドの設置は、受入改善に直結しています。

救急専用病棟10床

夕方には空きベッドを5床以上として緊急入院に応対しています。各々のベッドは壁で区切られ、感染症対応可能な陰陽圧切り替えの2室を含めた4個室を備えるなど、プライバシーを保ち、感染から外傷、重症患者対応まで可能な病棟となっています。窓は大きく、隣の篠ノ井中央公園の草木を借景して、ふさぎ込みがちな“入院”を和らげるように精神面にも配慮を行いました。

 救命センターの入口の外には、時間外診察エリアがあります。

時間外診察室は感染隔離室1室、軽処置室1室、通常診察室2室があり、その奥には点滴ベッド5床を設けてあります。場合によっては隣接する外来点滴室10ベッドも利用することにより、待合時間を減らしながら、多数の時間外患者さんに同時に対応できるように施設が設計されています。さらに、時間外診察室や外来での“急変”や“重症対応”では、隣接するERと連携して対応が行われます。

 ヘリポート

病院屋上には長野県所属のヘリコプター全てを受け入れることができるヘリポートを設置しました。現在の救急医療は“空を飛ぶ”領域に拡がっていますが、ドクターヘリはもちろん、県警ヘリなどの大型も離着陸可能です。現代の高度医療には、特殊施設である信州大学や県外期間との広域な連携が不可欠ですが、航空搬送の利用により転院も迅速に行うことが出来ます。ヘリポートは、飛行による時間短時間で安全な医療提供を地域の皆様に提供するための設備です。

実績
救急車受け入れ
2015(H27)年度 4254台
2014(H26)年度 4217台
2013(H25)年度 3953台
2012(H24)年度 3950台
2011(H23)年度 3958台
2010(H22)年度 3594台
2009(H21)年度 3387台
2008(H20)年度 3289台

 

時間外患者数
 年度 2015 2014 2013 2012 2011
 時間外患者数 14728 13991 13276 13711 11785
うち入院患者数 3124 2997 2716 2648 2636
 うち重症患者数 606 635 701 741 511

(厚生労働省救命救急センター基準に基づく算定)

受け入れ地域

長野市、千曲市、埴科郡、上田市、上水内郡、東筑摩郡、松本広域、大北地域

 

施設認定概要

日本救急医学会 救急科専門医研修指定施設(0394)
日本集中治療医学会 専門医研修認定施設 (353)

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医師紹介

関口 幸男 (せきぐち ゆきお)

救急科・集中治療科統括部長、救命センター長、平成5年卒業

主な職歴

信州大学医学部・附属病院高度救命救急センター、長野赤十字病院、県立木曽病院、甲府市立甲府病院、県立こども病院

資格

信州大学医学部 臨床教授(救急集中治療医学)
日本救急医学会救急科専門医
日本集中治療医学会集中治療専門医
日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医
日本小児科学会小児科専門医
日本プライマリケア連合学会認定医
感染症コントロールドクター(ICD)
厚生労働省日本DMAT隊員、長野県DMAT隊員
AHA認定PALSインストラクター
ICLSファシリテーター/コースディレクター(CMD)

専門分野

救急医学、集中治療医学

後藤 博久 (ごとう ひろひさ)

救急科・集中治療科(内科系)部長 総合診療科医長 平成元年卒

主な職歴

信州大学医学部附属病院、県立こども病院、諏訪中央病院、篠ノ井総合病院、長野赤十字病院

資格

日本胸部外科学会認定医・指導医
日本心臓血管外科専門医
日本外科学会専門医・指導医
日本救急医学会救急科専門医
ICLSファシリテーター/コースディレクター(CMD)
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本医師会認定スポーツ医
日本医師会認定産業医

村田 貴弘 (むらた たかひろ)

脳神経外科統括部長、救急科・集中治療科部長 平成10年卒

主な職歴

信州大学医学部付属病院、大町総合病院、瀬口脳神経外科病院、県立こども病院、飯山赤十字病院、伊那中央病院、小林脳神経外科病院、県立須坂病院、米国ワシントン大学、相沢病院

資格

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本救急医学会救急科専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医

大石 奏(おおいし そう)

救急科医長、救命センター副センター長 平成20年卒

主な職歴

信州大学医学部附属病院、伊那中央病院

資格

日本救急医学会救急科専門医、日本内科学会認定内科医

一本木 邦治 (いっぽんぎ くにはる)

救急科医長 平成20年卒

主な職歴

県立木曽病院、信州大学医学部付属病院、飯田市立病院、安曇野赤十字病院、

所属学会

日本救急医学会救急科専門医