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心臓血管外科

概要・治療方針

当科は、長野市の心臓血管外科の中核を担うべく、1997年7月に開設されました。常に個々の患者さんの立場になって考え、手術適応、手術法、術後経過、合併症などについて十分なインフォームドコンセントを行いながら診療しています。

診療内容

当科で担当する疾患は、①虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、②心臓弁膜症、③成人の先天性心疾患(心房中隔欠損症など)、④大血管疾患(胸部および腹部大動脈瘤、急性大動脈解離など)、⑤末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞など)です。
今のところ、下肢静脈瘤には対応しておりません。

外来は火曜日のみで、予約制のため、新患の方は、10時頃に来院していただきますようご指導いただければ幸いです。あらかじめFAXをいただくと、検査等もスムースに施行できますので、宜しくお願いいたします。もちろん、緊急の場合は、いつでも対応いたし
ます。また、循環器科は毎日外来を行っていますので、ご相談ください。

実績・成績

年間の手術数は約80例で、現在までに、約800例の手術を行いました。
平成18年度の手術成績ですが、虚血性心疾患の死亡1例(低左心機能で強心剤離脱不能例)、心臓弁膜症の死亡率0%、大血管疾患の死亡1例(急性大動脈解離)でした。非常に残念な結果であり、今後も研鑽を積んでいきたいと考えております。

当科の特徴

第一の特徴は、循環器科と密に連携したチーム医療を行っていることです。我々心臓血管外科と循環器科は、同じ外来、同じ病棟で診療にあたっており、常に連絡を取り合っていますので、診断から、治療、外来通院までの流れが非常にスムースです。緊急時の対応にもそれが生かされており、多くの重症患者さんを救命しています。

第二の特徴は、低侵襲治療を推進していることです。例えば、虚血性心疾患に対する冠動脈バイパス術では、心臓が動いたまま行う心拍動下冠動脈バイパス術を積極的に取り入れており、 超高齢者や脳血管疾患合併などのハイリスクな患者さんには、循環器科と共同で段階的に治療するハイブリッド治療も積極的に行っています。
より患者さんの体にやさしい医療を心がけています。

第三の特徴は、信州大学や他の病院と連携して、常に最先端の治療も選択肢に加えられるようにしていることです。

第四の特徴は、病診連携に力を入れていることです。紹介や緊急の患者さんに迅速に対応するために、術後安定した患者さんは、地域の開業医の先生方にかかりつけ医として、積極的に逆紹介させていただいています。もちろん、病状に変化があった時や、定期検査等にはいつでも紹介ください。年に数回、循環器科とともに、地域連携の会も開催しております。

主な医療機器

人工心肺装置、補助循環装置(PCPS、IABP)などです。

患者さんへ一言

循環器科と協力して、いつでも緊急に対応しております。また、疑問や不明な点はいつでも質問してください。

医師紹介

古田 豪記 (ふるた ひでとし)

心臓血管外科部長、平成5年卒
■主な職歴
富山医科薬科大学付属病院、福井循環器病院、茅ヶ崎徳洲会病院、小諸厚生総合病院
■資格
日本外科学会認定医、日本胸部外科学会認定医

尭天 孝之(ぎょうてん たかゆき)

心臓血管外科医師 平成20年卒
■主な職歴
名古屋徳洲会病院、富山大学病院病院、葉山ハートセンター